合言葉は『離れていても一家団結』
川崎ブレイブサンダースが新型コロナウイルスの感染拡大防止に寄与するため、また新型コロナウイルスの影響により困難な状況に置かれる子どもたちを支援するために以下の4点の取り組みを行うことを発表した。
1.マスクを病院へ寄贈
Bリーグのシーズンが中止となったことに伴い、ホームゲーム開催時に使用するために保有していたマスク500枚を、公益社団法人川崎市病院協会を通じて川崎市内の病院に寄贈。
2.選手によるメッセージ動画の制作・放映
日本代表でもある篠山竜青、辻直人が、新型コロナウイルス感染拡大防止のために手洗いの励行や団結を呼び掛けるメッセージ動画を制作。川崎駅、武蔵小杉駅、溝口をはじめ川崎市内各所のビジョンでの放映、SNSの投稿を行う。
3.チャリティーオークションの実施・寄付
例年シーズンオフに実施している、選手が着用しサインを入れたユニフォームのオークションを今年も実施。今回はオークションの収益(売上から手数料等を除いた金額)を、新型コロナウイルス対策に役立てる。社会福祉法人中央共同募金会「臨時休校中の子どもと家族を支えよう 緊急支援募金」への寄付
4.クラブロゴを使用した感染拡大防止の訴求
クラブロゴのパーツが離れる画像をtwitterに投稿し、新型コロナウイルス感染拡大防止のために社会的距離を取ることを呼びかけた。
川崎の元沢伸夫代表は以下のコメントを発表している。
「新型コロナウィルスの影響により、Bリーグだけでなくスポーツ界全体が、過去経験したことがないほどの困難に直面しています。われわれ川崎ブレイブサンダースにもシーズンの中止やファンイベントの自粛、スクールの休校等、多くの思いがけない出来事が発生しました。しかし、まわりを見たときに、もっともっと大変な状況に置かれている方々がいること、何よりも昼夜を問わず懸命に患者さんのため、感染の広がりを防ぐために従事されている医療関係者の方々がいることを知り、微力ではありますがわれわれクラブにできることはないかと考え、また多くの選手やクラブスタッフからも自分たちにできることで役に立ちたいという声があり、今回このような取組を実施することにしました」
世界中で支援の輪が広がっている中で、アスリートやアーティストが与える影響は特に大きい。プロスポーツクラブである川崎のこうした取り組みは多くの人に勇気を与えるはずだ。
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