初出場校が手にした全国での『1勝』
本日開幕を迎えたウインターカップ2017。シード校が姿を見せない1回戦は、初出場校の奮闘が目立つ初日となった。
初の全国大会出場となった八戸学院光星(青森)はウインターカップ常連校の倉吉北(鳥取)と対戦。第3クォーターに突き離した八戸学院光星がそのまま逃げ切り、全国の舞台でうれしい初勝利を収めた。
同じく全国大会初出場の高知中央(高知)は尼崎市立尼崎(兵庫)と対戦した。ナイジェリアからの留学生、ジョシュアムフォン・オボングテミトペが190cmの長身を生かしインサイドを支配。22得点20リバウンドの大活躍で65-52と初勝利を挙げた。1、2年生しかいない若いチームだが、留学生の力を生かして大物食いを目指す。
インターハイの出場経験はあるものの、ウインターカップは初出場となった県立徳山商工(山口)は前橋市立前橋(群馬)と対戦。キャプテンでエースの西田保乃伽が最終クォーターに11得点を固めてリードを保ち、77-59で勝利した。西田はゲームハイの25得点を記録し、インターハイを含め全国大会での初勝利をチームにもたらした。
フレッシュなチームが台頭する一方で、古豪と呼ばれる過去に何度もウインターカップの出場を果たしているチームが苦戦する形に。
22年ぶりの出場を果たした県立新居浜商業(愛媛)は県立郡山商業(福島)と対戦するも、前半で大きく離されカムバックできず59-83で敗れた。過去9回の出場を誇る新居浜商業だったが、古豪復活とはならなかった。
また21回目の出場となる長崎女子(長崎)も9年ぶりのウインターカップで力を示せず、県立岐阜商業(岐阜)に75-81と僅差で敗れている。
名門校の伝統や新設校のフレッシュさ、留学生の存在など様々な要素が組み合わさり、群雄割拠となっているウインターカップ。明日以降も熱い戦いは続く。
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