ジェリー・コランジェロ

「我々の職務は東京オリンピックまで変わらず続く」

東京オリンピックの『1年程度の延期』が決まって間もなく、バスケットボール男子アメリカ代表の『チームUSA』はマネージングディレクターのジェリー・コランジェロ、ヘッドコーチのグレッグ・ポポヴィッチが大会まで職に留まることを決定した。彼らの契約は2020年夏までだったが自動的に延長され、2021年のオリンピックまで彼らがチームUSAを指揮する。

コランジェロは『ESPN』の取材に「我々の職務は東京オリンピックまで変わらず続く」と明言した。「まずはこのウイルスに打ち勝つこと。その上で我々はみんなの幸せのために活動を再開する」

もっとも、新たなゴール地点となるオリンピックの日程はまだ決まっていない。NBAでは今シーズンのスケジュールが大幅に後ろ倒しとなり、それに伴って来シーズンの日程も全体的に後ろにずれ込むことになる。その状況で代表チームの活動までうまく組み込むことは、相当に難しくなるに違いない。

NBAのシーズンと折り合いをつけて活動スケジュールを組み、練習と遠征の手配をして、内部および外部との様々な交渉……。ポポヴィッチはスパーズのヘッドコーチとして、NBAでの戦いにまずは集中する必要がある。その間にコランジェロがどれだけの仕事をするか、チームUSAにとっては非常に重要となる。