プレーオフ争いを盛り上げられるか
2月20日のトレイ・ヤングは、まさしく『アンストッパブル』だった。
ステイトファーム・アリーナで行われたヒート戦で、ヤングはキャリハイの50得点をマーク。15本中8本を決めた3ポイントシュートの中には、ハーフラインのロゴ内から成功させた超ロングシュートもあり、ヒートのディフェンスをたった一人で崩壊させた。
ヒート戦で50得点8アシストを記録したヤングは、今シーズンのアベレージも30.1得点、4.4リバウンド、9.2アシスト、フィールドゴール成功率44.4%、3ポイントシュート成功率37.4%になった。
ヒート戦後、ヤングはコートサイドで観戦していたラッパーのクエヴォに着ていたジャージーをプレゼント。本来なら、キャリア初の50得点を達成した試合でのものなら記念にとっておきたい、という心情もはたらくはずだが、彼は試合後、「今日が最後の50点ではないから」と言いはなった。
ホークスは、トレードデッドライン前にロケッツからセンターのクリント・カペラを獲得し、反撃態勢を整えた。今はまだ東カンファレンス14位(16-41)だが、8位のマジック(24-32)は届かない距離ではない。
コメント通り、ヤングが今の絶好調を維持し、カペラを含むケミストリーが生まれれば、ホークスが東のプレーオフ争いを盛り上げれる存在になれる可能性は十分にある。
キャリア2年目にして、実力でオールスターのスターターに選ばれた力は伊達ではない。