「やるべきプレーを遂行できた」アルバルク東京が川崎ブレイブサンダースとの『優勝候補対決』を制する

「やるべきプレーを遂行できた」アルバルク東京が川崎ブレイブサンダースとの『優勝候補対決』を制する

2020/02/01

アルバルク東京

大混戦を制して敗れた前日の第1戦のリベンジ

2月1日、アルバルク東京が敵地で川崎ブレイブサンダースと対戦。終盤までもつれる激闘となったが、持ち味の堅守で要所をしっかり締めたA東京が72-68で競り勝った。

A東京は第2クォーターに流れをつかむ。安藤誓哉、田中大貴がピック&ロールからゴール下へと積極的にアタックし、そこからのパスアウトでオープンシュートのチャンスを作り出す。その結果、3ポイントシュート2本成功を含む10得点のケビン・ジョーンズを筆頭に、チーム全体でフィールドゴール13本中9本成功と高確率でシュートを沈めて27得点。46-38とリードして前半を終える。

しかし、第3クォーターに入ると、川崎が守備の強度を取り戻す。激しいマークによってタフショットを打たせ続けることで失点をわずか7に抑える。攻撃では前半で16得点のニック・ファジーカスがこのクォーターでも10得点とゴール下で加点することで追いつく。

第4クォーターも互いに譲らない緊迫の展開となるが、A東京が相手のプレッシャーディフェンスに負けず強気の攻めを続けることで、川崎は残り7分で早くもチームファウル4つに。この結果、シュートが入らなくてもフリースローで繋いだA東京は、須田侑太郎の3ポイントシュートによって残り5分で8点リードと抜け出した。

川崎も本日38得点のファジーカスを軸に食い下がると、残り12秒で3点差に迫る。だが、次のオフェンスで同点を狙ったファジーカスの3ポイントシュートは外れ、A東京が前日に敗れたリベンジを果たした。

A東京の指揮官ルカ・パヴィチェヴィッチは、「昨夜の負けから気持ちを切り替え、第1クォーターから最後まで自分たちのプレーを続けて勝ち切れた」と総括。数字を見ると第2クォーターの27点に対し、第3クォーターには7点と大きく異なるが、それでも「点を取れていない時でもやるべきプレーを遂行できていた」と見ていた。

A東京はこの勝利で連敗を2でストップ。64-74で敗れた29日の宇都宮ブレックス戦、79-78で勝った22日のサンロッカーズ渋谷戦も含めたリーグ上位チームとのアウェーでの4試合を2勝2敗で乗り切った。この結果について指揮官パヴィチェヴィッチは「チームの現状においては良い結果。今日勝ったのは大きな意味合いがある」と手応えを得ている。

アルバルク東京

連勝できない川崎、ゲームクロージングの課題

一方の川崎は、今年に入ってから勝ったり負けたりで連勝がない。佐藤賢次ヘッドコーチは、「水曜、金曜、土曜日の試合開催が2週続いたタフな日程の中で、A東京さんというトップのチームに対して質の高いプレーができました。こういう試合を続けてやれたことに自信をもって次に向かいたい」と、まずは選手の頑張りを称える。

その上で敗因を「前半のディフェンスがソフトになってしまった」と語る。「相手がリングにアタックしてきたところでちょっと引いてしまった。ボールに対してプレッシャーをかけられなかったところの流れをもっと早く切らないといけないのをズルズルいってしまいました」

今日を含め、これで川崎は天皇杯以降で敗れた4試合すべてが4点差以内の惜敗。接戦を続けて落としていることについて、指揮官は自らの手腕が原因と反省している。「ゲームクロージングについては自分自身の成長のポイントです。まだまだ力不足で、もっと勉強しなければいけない。今日の試合、最後の同点を狙ったシュートはみんなで決めたプレーだったので悔いはないです。ただ。もっとリーダーシップを発揮して、1本決めきれるプレーを描ける力を身に着けたい」

ともに収穫を得ての1勝1敗に終わったリーグ屈指の上位対決。当事者にとっては2勝したかったところだろうが、あらためて両チームが今シーズンの有力な優勝候補であることを証明し、5088人の観客を熱狂させる好ゲームだった。

2月1日のB1 9試合の結果
島根64-79千葉
横浜75-70大阪
三河82-57滋賀
名古屋D83-55新潟
川崎68-72A東京
SR渋谷75-73琉球
秋田70-73京都
富山77-72北海道
三遠75-94宇都宮

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