「一番練習をしたパターンでやった」
ウインターカップ2日目、明成(宮城)は県立和歌山工業(和歌山)を相手に79-48で勝利した。明成は和歌山工業のドライブを止められずに苦しんだが、高さを生かしてセカンドチャンスを重ねることでリードを作り、42-31で前半を終える。
それでも後半、ゾーンプレスで開始4分で10点を奪うと、ゾーンディフェンスを敷くことで和歌山工業のドライブを封じて主導権を握る。ドライブを許さずにタフショットを打たせ、インサイドでもダブルチームを仕掛けてターンオーバーを誘う。こうして第3クォーターを18-5と圧倒。その後も明成のペースで試合は進み無事に初戦を突破した。
明成の佐藤久夫監督は「インターハイよりは立ち直りが良かった」と初戦を振り返る。前半は苦しい場面もあったが「結果が出せない時間が続いたので重くなった雰囲気があったけど、そんなに固くはなかったですよ」とチームへの信頼を語る。そして、第3クォーターでのゾーンプレスは「一番練習をしたパターンでやってみたら、良い流れに変えられた」とのこと。
明成は先発のうち3人が1年生と若いチーム。U16日本代表の山﨑一渉が13得点7リバウンド、菅野ブルースが8得点5リバウンド2アシストと、初めてのウインターカップとは思えない積極的なプレーを見せて勝利に貢献した。
明成は明日、東海大学付属諏訪(長野)と対戦する。