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ロスターが固まった後に交渉に乗り出した真意は?

ブルズとの契約バイアウトが成立した直後にキャバリアーズとの単年契約に合意したドウェイン・ウェイド。自身4回目の優勝を達成するため、『盟友』レブロン・ジェームズと再びタッグを組むことを決めたが、そのウェイドと交渉したチームの中には、王者ウォリアーズが含まれていた。

『HoopsHype』によれば、ウォリアーズはウェイドの獲得に関心を示したものの、優勝が可能なチームで一定以上の出場機会を求めたウェイドと、ウォリアーズが考えたチーム内の役割に差があり、具体的な条件を提示する前の段階で破談になったという。

もっとも、交渉が本格化したところで、ウォリアーズはすでに今シーズンを戦うロスターを固めており、ウェイドの移籍が実現する可能性は低かった。

ウェイドがフリーエージェントになれば、レブロン・ジェームズのいる宿敵キャブズへの移籍が濃厚なのは誰の目にも明らか。ウォリアーズとしてはこれを妨害するために交渉に乗り出した、と考えられても不思議ではない。

ウォリアーズがウェイドに接触した真意は定かではないが、いずれにしてもキャブズはウェイドというラストピースを得て、打倒ウォリアーズに向けたチームを完成させた。ウォリアーズとキャバリアーズ、今シーズンもこの『2強』を軸にリーグは展開していくことになりそうだ。