ブラッドリー・ビールが44得点と主役の働き
八村塁が所属するウィザーズは敵地でティンバーウルブズと対戦。互いにエースにボールを集めて得点を奪い合うハイスコアの展開での勝負どころを見極め、一気にペースを上げて勝利した。
ウィザーズはエースのブラッドリー・ビールにチャンスを託す。ほとんどの時間帯でわずかではあってもリードする展開、アイザイア・トーマスがボールを運び、八村やトーマス・ブライアントがスクリーンを掛け続けることでビールにアタックしやすい状況を作り出した。
一方のウルブズは、カール・アンソニー・タウンズが力強いプレーでゴール下を支配。八村も序盤にタウンズに押し込まれ、そのまま簡単にフックシュートを決められるシーンがあった。それ以上にやられたのがブライアントとモリッツ・バグナー。徹底したインサイド攻撃を止めようとハードワークしたものの、結果として2人揃ってファウルがかさんだ。
前半を終えて76-73とウィザーズがリード。エース対決ではタウンズが25得点で上回っていたが、ビールは18得点を挙げただけでなく、自らの動きでズレを作り出しては、パスでオフェンスを動かしていた。八村もこの流れに乗って8得点を挙げている。中でも序盤に決めたダンクは、ビールにボールを預けるフェイクから反転してリムアタック。意図しないプレーにカバーが遅れる間に、八村は豪快なダンクを叩き込んだ。ウルブズはタウンズこそ好調だったが、そこからの展開が作れず、またアンドリュー・ウィギンズの欠場で波に乗れなかった。
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— Washington Wizards (@WashWizards) November 16, 2019
第3クォーターも一進一退の攻防に。八村はロバート・コビントンなど経験豊富な選手とマッチアップしつつ、オフボールスクリーンでビールやアイザイア・トーマスをサポートしていたが、ズレを作り出した後のオフェンスに絡むことができず、スタッツが伸びない。
第3クォーターのラスト35秒から試合は大きく動き出したが、この時には八村はすでにベンチに下げられていた。同じくビールもタウンズも一度ベンチに下がっていたのだが、ウィザーズはここでビールをコートに戻す。98-92、6点のリードを守るための起用だったが、絶好調のビールは期待以上のパフォーマンスを見せる。スピードで豪快にブチ抜いてのレイアップを沈めると、終了間際にはダービス・ベルターンスの速攻をアシスト。102-92として第3クォーターを終えた。
これでウィザーズは勢いに乗った。ビールを中心に攻め立てて、最終クォーター開始6分でリードを15点にまで広げる。ケガ人を抱える上に翌日にロケッツ戦を控えているウルブズは早々に勝負をあきらめ、タウンズを下げて白旗を上げた。こうしてウィザーズが今シーズンの3勝目を挙げている。
八村は8得点4リバウンド3アシスト2スティール。スタッツに残らない仕事をこなし、及第点の出来ではあったが、脇役に徹するだけで終わってしまった感もある。チームプレーを遂行した上で、味方のお膳立てを待つのではなく、見せ場を自分で作り出すプレーに期待したい。
? 44 points
? 10 assists
? three reboundsHAVE A NIGHT, BRADLEY BEAL! ?#WizWolves | @RealDealBeal23 pic.twitter.com/PgogaM5QEq
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