1年遅れでのNBAデビューイヤーに向け意欲を燃やすベン・シモンズ「先発のポイントガードだと思う」

2017/07/15
NBA&海外
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写真=Getty Images

パワーフォワードからガードへ、NBAで新境地開拓

今年のドラフト全体1位でマーケル・フルツを指名したセブンティシクサーズは、2017-18シーズンの『ダークホース』として注目を集めている。

そのシクサーズで『救世主』と呼ばれる昨年ドラフト1位指名選手のベン・シモンズは、待望のデビューシーズンに向け心身ともに準備万端であることをアピール。ラスベガスで開催されているサマーリーグの会場で取材を受けたシモンズは、起用されるポジションについて聞かれると「どこだって構わない。でも僕は先発ポイントガードだと思っている」と語った。

ルイジアナ州立大時代、208cmのシモンズはパワーフォワードとして活躍していた。それでもパスセンスなどチームメートの力を生かす技術ではガードでも通用すると言われる。同大で過ごした1シーズンでフォワードの選手ながら1試合平均4.8アシストを記録したことからも、その能力の高さは見て取れる。

指揮官ブレット・ブラウンの構想通りにシモンズが先発ポイントガードとして起用されれば、気になるのはフルツの起用法だ。コンボガードのフルツの魅力はその得点力にあるため、シューティングガードとしての起用が濃厚だろう。肝心なのは、シモンズとフルツがパス優先型かどうかということ。お互いにボールを保持する時間が長いタイプならばケミストリーは生まれにくくなってしまう。

この点を含め、『ESPN』からフルツとの共存について聞かれたシモンズは「彼とボールをシェアすることに何の問題もないよ。彼のプレーを見れば、ボールを渡してくれる選手であることは分かるしね」と答えている。

昨シーズンのバックスがフォワードのヤニス・アデトクンボに司令塔を任せたのと同様に、身長2mを超え、テクニックに優れる選手のガード起用がトレンドになりつつある。NBA選手の中でもサイズが小さい選手が多いポジションだけに、シモンズがポイントガードで起用されれば必然的にミスマッチが生まれ、シクサーズにとって大きなアドバンテージになり得る。

これまでのポイントガードの概念を覆すことになるかどうか。ケガにより昨シーズンにNBAデビューできなかった分まで、開幕を待ちきれない気持ちが強いシモンズから目が離せない。