連続3ポイントシュート成功で突き放し、波に乗る
中国でのワールドカップが開幕した。オープニングゲームとなったのはグループDのアンゴラvsセルビアの一戦。平均身長で206cmと196cmの高さの差を生かし、さらにはプレーの幅広さも見せたセルビアが105-59で危なげなく勝利を収めた。
FIBAランキング4位、優勝候補のセルビアに対して39位のアンゴラは激しいプレッシングから早い展開に持ち込むことで勝機を見いだそうとする。試合開始から4分半で3ポイントシュート4本を決めて13-15と狙い通りの展開に持ち込んだが、今のバスケットボールで3ポイントシュートは小さい選手だけの武器ではない。ニコラ・ヨキッチ、ボグダン・ボグダノビッチ、マルコ・グドゥリッチが連続3ポイントシュートを決め返してあっという間に2桁のリードを作り出した。
セルビアが慌てずに速攻の出しどころを抑えるようになると、アンゴラの攻めはアーリーオフェンスからの3ポイントシュート、ドライブでペイントエリアまで侵入できずにディフェンスの手前から放つフローターとなり、攻めにリズムが生まれない上にリバウンドが取れない。逆にセルビアはポストプレーから自在の攻めを披露。前半だけで15アシストを記録し、50-32とリードを広げた。
チームバスケットを遂行しつつ、主役が期待に応える働き
ポイントガードのステファン・ジョビッチがマークをかわしてドライブした際、他の選手がアシストを意識しすぎて誰もカバーに行かずレイアップを許して63-34。アンゴラがタイムアウトを取った直後のセルビアのオフェンスで、今度はジョビッチが同じ形からパスを選択してニコラ・ミルティノフのダンクをアシスト。これで点差は30点に広がり、早々に勝負アリとなった。
最終クォーターも流れは変わらず。大差がついた終盤、主力を下げたセルビアに対してアンゴラが押し返したものの、ダブルスコアでの負けを免れるのが精一杯。最終スコアは105-59。チームバスケットを遂行しながらも、ボグダノビッチが24得点、ヨキッチが14得点と主役が期待通りの活躍で、セルビアが順調なスタートを切った。
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— バスケット・カウント (@basket_count) August 30, 2019