ヤニス・アデトクンボ

兄弟との共闘もモチベーションに

FIBAワールドカップに出場するギリシャ代表のエース、ヤニス・アデトクンボは、代表でプレーできることを誇りに思い、母国の勝利のために全力を尽くそうとしている。

その決意の表れは、『FIBA』が伝えた「(NBAの)MVPタイトルと、中国での金メダルを交換しても構わない」との、彼のコメントを聞けば一目瞭然だ。

そのアデトクンボに引っ張られた2018-19シーズンのバックスは、38年ぶりに年間60勝(22敗)に到達。24歳にしてNBAの顔になったヤニスは、文字通り末恐ろしい選手だ。

代表での試合について、アデトクンボは「代表でプレーするのは、いつだって特別なことのように感じるんだ」と話す。

「トーナメントに出場して、試合前に国歌を聞いたときの感情は表現できない。最初の得点、最初のプレー、そのどれもが素晴らしい経験なんだ。未だに、初めて経験した時のように誇らしい気持ちになれる。代表での勝利も格別。以前も話したことだけれど、今年の夏のようにコンディションさえ良ければ、僕はいつだって代表でプレーするつもりでいる」

3大会ぶりのメダル獲得以外に、アデトクンボにとってモチベーションになっているのは、兄弟2人との共闘だ。今大会には、同じNBA選手である兄のタナシス、弟のコスタスもギリシャ代表として出場する。

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This is how we roll babe! #NikosGikasVoice

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「お互いにレベルアップするために、励まし合っているよ」と、ヤニスは言う。

「僕たち3人が一緒にプレーできるなんて最高の気分。僕たちは、ここに来るまでに努力してきた。だからこそ母も僕たちを誇りに思ってくれている。それに(他界した)父も、天国で見守っていてくれているよ」

グループFのギリシャは、一次グループでブラジル、モンテネグロ、ニュージーランドと対戦する。

今大会にはNBAで活躍する選手も多く出場しているため、大会2連覇中の優勝候補アメリカが足元をすくわれる可能性もある。

並々ならぬ決意と共に、この夏『グリーク・フリーク』は、母国のために全力を尽くす。