10年目を迎えた京都大作戦、今年は7月7日~9日に開催

人気ロックバンド『10-FEET』によるミュージシャン主催型フェス、『京都大作戦』。第10回を迎える今年は7月7日から9日までの開催となる。

この『京都大作戦』では例年、『音楽×バスケ』のコラボということでフリースタイルパスケのパフォーマンス集団『大阪籠球会』が出演している。第3回から続く出演は今年で8回目。もともとは籠球会と10-FEETがバスケを介して出会い、レアなコラボが多数飛び出す『京都大作戦』で共演することになった。

今年も『鞍馬の間』と名付けられた屋内ステージではバスケのトーナメント戦『京都大作戦杯2017』が行われ、7日には京都ハンナリーズも登場する。例年同様、10-FEETのライブ中には大阪籠球会のメンバーによるバスケットボールを使ったパフォーマンスが見られるはずだ。

ジャンルの違いから何かが生まれるのは面白い

大阪籠球会のISE(田辺正峰)は『京都大作戦』との関わりをこう説明する。「いろんなフェスがありますが、バンドが主体となって、バンドがバンドを集めるという点で他のフェスと違うし、出演するバンドにとっても思い入れが強いフェスです。それは僕らも同じです」

「京都大作戦で僕らのパフォーマンスを見て、僕らが参戦しているSOMECITYの試合を見に来てくれる人もいますし、パフォーマンスのイベントに来てくれる人もいます。逆にバスケを見に来た人が新しい音楽に出会ってライブハウスに行ったり。そういうジャンルの違いから新しい何かが生まれるのは面白いですね」

バスケに馴染みのない人に、フェスを機にバスケの楽しさに触れてもらいたいという思いも強い。「プロ選手はバスケを見に来た人たちを前にして最高のプレーを見せるのが仕事です。僕たちはバスケ会場に行く最初のきっかけを作るという部分で、プロ選手よりも柔軟にいろんな場所にアプローチできる。それは大きなチャンスだと思っています。場所を問わず、ボール1個あればコミュニケーションができます。リングがなくたって大丈夫。僕たち籠球会のメンバーもみんな競技バスケ出身なので、日本のバスケットが盛り上がってほしいという気持ちは同じです」

ロックと京都をイメージ、AKTR制作のバスパン

フェスの楽しみの一つが公式グッズ。『京都大作戦』でもTシャツを中心に様々なグッズを準備しているが、大阪籠球会も『音楽×バスケ』のコラボの意味でバスパンを制作・発売している。

大阪籠球会のMARU(丸田健司)は言う。「最初は出演を記念して、自分たちと10-FEETの分だけ作ったんです。そうしたら他の共演者やバスケ仲間、お客さんから『あれはどこで買える?』と聞かれて、翌年に販売を始めたんですが年々火がついて。バスケットと音楽を一つのアイテムとして結び付けられたことが人気の秘密だと思います」

バスパンではあるが、ロックフェスを、さらには京都をイメージしたデザインは独特。これまでは会場限定発売だったが、今年初めて通販にも対応した。

フェスのグッズの面白さは、全く別の場所でグッズを介して『あの時あそこで一緒だった』誰かとつながること。このバスパンも、『音楽×バスケ』や『京都大作戦×大阪籠球会』のコラボのように、新しいつながりが生まれるきっかけになってほしいとの願いが込められている。

京都大作戦×大阪籠球会 BASKETBALL SHORTS 2017