
「最後の10分、もう一回みんなで頑張らないといけない」
女子日本代表は『FIBA女子ワールドカップ2026予選トーナメント』でトルコに67-75と敗れ、3連敗と苦しい戦いが続いている。
試合を重ねるごとに内容は良くなっているものの、出だしは自分たちのペースで試合を進めながら、終盤になるにつれて失速し最終的に競り負けてしまう展開は3試合とも同じだ。勝者との差は小さくても、明確な違いを感じるもどかしい内容となっている。
日本のゴール下を支える渡嘉敷来夢は、トルコ戦の敗因として「チームのディフェンスルールだったり、細かいところだと思います」と振り返る。「相手がタフに身体を当てにきてスティールを狙ってきたりするのは、試合の前に言われていました。その部分でもう少し、自分たちがボールをしっかりつかみにいってキープする。小さい積み重ねがこういう結果に繋がったと思います」
渡嘉敷にとって、FIBA国際大会でアジア以外の相手と対戦するのは女子ワールドカップ2022以来となる。ここまでリバウンド数こそ多くないが、身体を張ったディフェンスで存在感を発揮している。トルコ戦では効果的にミドルシュートを沈め7得点、2ブロックを記録した。
自身のプレーを渡嘉敷はこのように評価している。「オフェンスはシューター陣が良い感じでアタックしてくれますし、3ポイントシュートがあります。自分はそういった部分ではどちらかというと貢献できていないので、少しでもディフェンスやリバウンドで貢献できたらという気持ちでずっとプレーしています。打てるタイミングでは思い切ってシュートを打つことは意識していまが、やっぱり相手のビッグマンを守ることが勝つために必要です。少しずつできている部分はありますが、チームが勝てていないので、もっと自分も頑張らないといけないと思います」
ここまでの3試合、日本は相手のアジャストに対してアジャストできず、最後に失速している。この悪い流れを打ち破るには戦術面での修正も欠かせないが、同時に気持ちの強さも必要だ。渡嘉敷はこう語る。
「相手が後半になってアジャストしてきた時、裏をかいたりすることが必要です。そして相手が後半、よりハードに守ってきたタイミングで、自分たちが逃げ腰になってしまっているところもあると思います。いつも後半がチームとしての課題です。最初の30分間が良くても40分間で勝負は決まるので、最後の10分、もう一回みんなで頑張らないといけないです」
細かいルールを徹底し、最後の局面でこそ人とボールがより活発に動くなど、課題はチームでしっかり共有できている。これを改善できれば、日本はさらなるステップアップができる。今日対戦するカナダは難敵だが、自分たちのやるべきことを40分間遂行できれば、自然と結果はついてくる。そのためには渡嘉敷のゴール下での堅実なディフェンスが欠かせない。