アンソニー・エドワーズ

ドライブを止められるとオフェンス全体が停滞

昨シーズンのプレーオフではティンバーウルブズがレイカーズを4勝1敗で圧倒し、特にアンソニー・エドワーズは平均26.8得点、6.2アシスト、1.2ターンオーバーと大活躍でした。しかし、レイカーズの2連勝で迎えた今シーズン3度目の直接対決では、エドワーズが14得点に抑え込まれての完敗となりました。

この試合でのエドワーズは3ポイントシュート10本を放つも成功は1本のみ。ドライブすればファウルで止められ、フリースローで得点は奪えたものの、そもそもドライブコースを手厚くカバーしてくるレイカーズディフェンスに対してなかなか突破を選択できず、プレーに迷ってからプルアップ3ポイントシュートを打っては外す繰り返しになりました。

また、レイカーズのディフェンスは激しくプレッシャーを掛けてくるわけではなく、エドワーズは自由にボールをコントロールできましたが、その分だけ時間がかかってしまい、突破もできないことでウルブズのオフェンスはテンポの悪いものになっていきました。

結局、ウルブズのターンオーバーはシーズン平均より3.6少ない11とミスは抑えられたものの、フィールドゴールアテンプトはシーズン平均より8.4も少ない80に留まり、レイカーズのペースに巻き込まれてしまいました。

ドライブコースを徹底して封じられると、そのまま停滞してしまう。これは、昨シーズンのプレーオフでサンダーにやられた形でもあり、ウルブズとエドワーズが解決しなければいけない課題です。

今シーズン序盤はパスワークでの解決に取り組んでいましたが、普通の相手であればエドワーズは一つのドライブ、一つのパスで攻略できてしまい、かつ3ポイントシュートも40%を超える確率で決めていたことも重なり、いつしか課題は忘れられてしまい、元通りのオフェンスになっていました。

そしてエドワーズがスペシャルなエースムーブで強引に解決するのもウルブズらしさです。実際、続くクリッパーズ戦では序盤から高い集中力を発揮したエドワーズがフィールドゴール成功率65%での36得点と爆発しましたが、今度はチームで21ものターンオーバーとなり、25点差での大敗となりました。

レギュラーシーズンも残り1カ月という時点で、ウルブズは再び課題を突き付けられる連敗となりました。西カンファレンスのライバルに勝ち切るためには、チームとしての戦い方を再整理する必要性に迫られています。