「こうして復帰できたのは周囲のサポートのおかげ」
ダリアス・ガーランドはキャリア7年目のシーズン途中に、ジェームズ・ハーデンとのトレードでクリッパーズへと移籍した。足の親指をケガして1月中旬から欠場が続いていた彼は、現地3月2日のウォリアーズ戦で初出場を飾った。
クリッパーズは前日にペリカンズとのホームゲームを戦っており、そこからサンフランシスコに移動しての試合で、スタミナの面でセカンドユニットに頼る必要があった。1カ月半ぶりの実戦復帰となるガーランドにはしばらくプレータイムの制限があり、その間はセカンドユニットのプレーメーカーが役割となる。
前半のガーランドはブランクもあって動きが鈍く、新しいチームメートと組んでのプレーの判断にも迷いがあった。また、ウォリアーズはそんな事情に関係なく、彼リズムをつかませないために執拗にブリッツを仕掛けた。それでも第2クォーターに3ポイントシュートを1本決め、「あのあたりでサビが取れた感じがあった」とガーランドは言う。
ヘッドコーチのタロン・ルーはハーフタイムに戦術を修正。後半からガーランドがボールを運ぶ時には高い位置でスクリーンを掛けることで、ウォリアーズの守備を引き剥がし、自由にプレーできるような対策を取った。
「後半はどんどん波に乗れた。KD(クリス・ダン)がビッグプレーを決め、ヤニク(コナン・ニーダーハウザー)が激しく戦い、カワイ(レナード)はカワイらしくプレーして、周囲がリズムに乗ることで僕もプレーしやすくなった」とガーランドは振り返る。
いずれバックコートで先発コンビを組むであろうガーランドとクリス・ダンとの連携は、初めての実戦にもかかわらず上々だった。「クリスとのプレーは最初から自然なものだった。ガッツを押し出して、ボールに対する嗅覚が本当に鋭い。後半は彼の2つのスティールが流れを変えて、コーナースリーで完全にチームが勢いに乗った。そこからは一気に僕らのペースになった」
第4クォーター開始直後に、そのダンの3ポイントシュートでクリッパーズは逆転。ステフィン・カリーを始めケガ人の多いウォリアーズは終盤に息切れし、クリッパーズが一気にリードを広げて勝ちきった。
ガーランドは23分のプレーで12得点2リバウンド2アシストを記録。それでもスタッツ云々ではなく新天地でデビューできたこと、その試合に勝てたことに意味があると彼は言う。「トレードを経験して、多くのことに慣れなきゃいけなかったし、ケガを治して自分本来のプレーを取り戻す必要があった。こうして復帰できたのは周囲のサポートのおかげで、本当に感謝している。クリッパーズでの最初の試合に勝てて本当に良かった」
