京都両洋

男女それぞれ12チームがトップリーグの4枠を争う

U18日清食品リーグは『トップリーグ』と『ブロックリーグ』の2つのリーグで構成される。今年から来年にかけて新たに入替戦の制度が設けられ、トップリーグの下位4チームは来年3月に残留を懸けた一発勝負に臨む。

今年の『U18日清食品トップリーグ2025』は、男子は福岡大学附属大濠、女子は京都精華学園の優勝で幕を閉じた。一方で下位チームに目を向けると、男子では福岡第一、八王子学園八王子、美濃加茂、帝京長岡が、女子では日本航空北海道、慶誠、千葉経済大学附属、昭和学院が入替戦に回ることが決まっている。

一方でブロックリーグはまだリーグ戦が続いているが、いくつかのブロックでは優勝チームが決まっている。男子では中部大学第一が10月中旬の時点で全日程を終え、7戦全勝でいち早くグループEの優勝を決めている。それに続いたのが開志国際で、11月16日にこちらも7戦全勝でグループC優勝を決めた。

その後、男子では九州学院がグループF、柳ヶ浦がグループGで、女子では京都両洋がグループEで、それぞれ全勝優勝を決めている。

これまではトップリーグ出場のためには各地域の大会とインターハイで成績を残す必要があったが、今後は入替戦という分かりやすい勝負で結果が出る。Bリーグが昇降格をなくそうとしている今、高校バスケのリーグ戦でこの入替戦が新設されたのは非常に興味深い。

大会スタートから数年が経過し、時期を同じくして国体の年齢枠変更もあり、今では選手たちの多くがトップリーグを自然に『3冠』の一つとして認識するようになった。ブロックリーグからトップリーグへの昇格に強い意欲を持つのは、すでにトップリーグの華やかな舞台を経験しているチームだ。男子では中部大学第一、開志国際、藤枝明誠。女子では大阪薫英女学院や京都両洋といったチームが、トップリーグへの返り咲きに強い意欲を燃やしている。

それはもちろん、今年のトップリーグで下位となり入替戦に回るチームが、その座を守ろうとする意欲の強さにもなるだろう。

これまでであればウインターカップで高校バスケのシーズンは終わり、新人戦から緩やかに新たなシーズンが始動するが、来年からは3月に大勝負が待っている。3月14日に1回戦、翌15日に2回戦。東洋大学赤羽台キャンパスで行われる『U18日清食品トップリーグ2026入替戦』が今から楽しみだ。