選手会の会長として被災地に元気を与えた竹内譲次「バスケットに育ててもらった」

2019/06/25
Bリーグ&国内
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竹内譲次

竹内譲次はアルバルク東京の一員としてリーグ連覇に貢献した。Bリーグのスタートと時を同じくしてA東京に移籍してきた竹内の、外国籍選手に引けを取らないインサイドでの奮闘は、もはやチームに欠かせないものとなっている。それと同時に日本代表でも大活躍しており、34歳のベテランにもかかわらずレベルアップを続けているのは驚きでしかない。その竹内のもう一つの顔が、JBPA(一般社団法人バスケットボール選手会)の2代目会長であること。先週末、B.LEAGUE HOPEとJBPAの活動で岩手県の陸前高田市で復興支援活動を行った竹内に話を聞いた。

「長くバスケットをすることを目標に」

──Bリーグが始まる以前から選手会では社会奉仕活動に取り組んでいます。岡田優介選手から会長職を引き継いでもう3年ですが、こういった活動への責任をどう感じますか?

責任感というより、来ている選手は僕も含めてバスケットに育ててもらったと思っているので、バスケット界に恩返しできる一環として取り組んでいます。ですから使命感よりは自主性を重んじています。その中でこうやって若い選手がたくさん来てくれたことはすごくうれしいです。

──クリニックでは被災地の子供たちにバスケを教えて、笑顔がたくさん見られました。

辛い経験をした子供たちですけど、こうやって僕たちとバスケに一生懸命に取り組む姿を見ると、バックグラウンドとは関係なく「バスケが上手くなりたい」とか「バスケが好きだ」という気持ちが大事だと思います。そういう気持ちを持って取り組んでほしいですね。

──A東京でのシーズンを簡単に振り返りたいのですが、連覇できた要因は何でしたか?

勝負というものがアルバルクにとって良い方向に出たと思います。ファイナルで対戦した千葉は本当に強かったですし、リーグの中でもベストのチームだったと思います。正直、3勝したチームが優勝というレギュレーションだったらどうなったか分からないと思っています。ただ、このレギュレーションの中で新潟や琉球との苦しい戦いを勝ち上がってきました。それがファイナルの土壇場、苦しいところで生かせたと思っています。

──ヘッドコーチは3連覇を狙うことについて「当たり前」と話していました。

僕自身のモチベーションにもなります。まずは自分自身がどうやってより良い選手になっていくのか考える、そういう意識を個人個人が持つことでさらに良いチームになれます。Bリーグになって選手を取り巻く状況は良くなったと思うんですけど、それでもベテランの選手がチームからカットされて、次が見つからないという状況が出てきています。僕もいい歳ですし、長くバスケットをすることを目標に、個のレベルを上げていくことは絶対に必要だと思っています。

──日本代表の始動までにはまだもう少し間がありますが、もう練習は始めていますか?

はい。個人的にはもう動いています。モチベーションとしてはワールドカップとオリンピックがあるので、まずはそのメンバーに選ばれて、その舞台に立てるように準備をしていきます。A東京はほぼ同じメンバーになりますが、他チームの状況は変わっていてどうなるか分かりません。それでもまずは自分たちのことへフォーカスしていきたいと思っています。

竹内譲次