ジェイコブス、山﨑、山ノ内は開幕戦に先発出場
アメリカではNBAに続き大学バスケットボールNCAAのシーズンが開幕し、全米各地で熱戦が繰り広げられている。現地4日に行われたデューク大とテキサス大の名門対決は、デューク大が75-60で勝利。元NBAオールスター選手カルロス・ブーザーの息子で、来年のNBAドラフトでトップ3指名が確実視されているキャメロン・ブーザーが15得点13リバウンド3スティール2アシスト1ブロックを記録。ブーザーは先月末に行われた強豪テネシー大とのプレシーズンゲームでも24得点23リバウンドを挙げるなど、シーズン序盤から評価を高めるパフォーマンスを見せている。
また、現在ドラフト全体1位指名の最有力候補とも言われているブリガムヤング大のAJ・ディバンツァは、現地3日に行われたビラノバ大戦で21得点6リバウンド3アシスト。見事なプレーで71-66での難敵撃破に貢献した。
日本人選手は、フォーダム大のジェイコブス晶がニュージャージー工科大戦に先発出場し、24分出場で4得点4リバウンドを記録(試合は61-72で敗北)。ノーザンコロラド大の山﨑一渉はコロラドカレッジ戦に先発し、17分出場で9得点4リバウンド3スティールを挙げ、91-57での快勝に貢献した。オーラルロバーツ大の山ノ内勇登もオクラホマ州立大戦に先発し、17分出場で6得点3リバウンド2ブロックと奮闘したが、71-95で敗れた。
また、昨シーズンまでWリーグのシャンソン化粧品に在籍していたシラキュース大のイゾジェ・ウチェは、ストーニーブルック大戦に先発出場。ファウルトラブルもあってプレータイムは14分と伸びなかったが11得点3リバウンド2ブロックと存在感を示し、チームは74-50で勝利を収めている。
日本でプレーした複数の選手が先発出場を果たし、チーム内でしっかりと居場所を確立できているのは明るい材料。彼らが実戦経験を積み重ねていくことで、どこまで成長していくのか楽しみだ。
