三遠ネオフェニックス

湘南ユナイテッドBCはBネクストライセンスを取得

Bリーグは10月30日の理事会で、三遠ネオフェニックスに制裁つきで2027-28シーズンにおける『Bリーグプレミア』ライセンスを交付することを決めた。これに伴い、三遠は罰金3000万円をリーグに支払う。罰金はユース育成や審判の技術向上を目的とした事業の原資にあてられるという。

三遠は新アリーナ建設予定地となる豊橋市長選挙の結果を受けて、計画が中断。工期が遅れ、ライセンス交付条件の1つである「2028-29シーズン開幕当初から基準を満たしたアリーナを使用できること」を満たせないことが判明。このため10月21日のクラブライセンス判定で「プレミアライセンス継続審議」となっていた。

『Bプレミアライセンス継続資格認定規則』には「アリーナ開業時期の遅延が客観的に見て合理的な理由によると判断された場合には、例外的に条件(制裁を含む)を付してB.PREMIER ライセンスを維持できる」と定められている。同件もクラブ起因の遅延ではないことから、制裁(罰金3000万円)を科してライセンスの継続保有を認めることとなった。

この決定を受け、三遠はクラブ公式サイトで声明を発表。岡村秀一郎代表取締役社長は「地域の未来に想いを託してくださった皆さま、地域の企業・団体の皆さま、行政関係者の皆さま、そして多くの熱いブースターの皆さまに、心より深く感謝申し上げます。私たちはこれからも『地域の誇り』として、皆さまとともに歩み続けます」などとコメントを寄せている。

なお、リーグは同日、21日のクラブライセンス判定で2026-27シーズン『Bリーグネクスト』ライセンスで継続審議となった湘南ユナイテッドBCに、特例適用で同ライセンスを交付したことも発表している。