昨シーズン、ペイサーズで控えセンターとして貢献
キャバリアーズがビッグマンのトーマス・ブライアントを1年契約で獲得することがわかった。28歳のブライアントは、2017-18シーズンからNBAキャリアをスタート。4シーズン在籍したウィザーズを含めて5チームでプレーし、キャリア通算333試合出場で平均8.9得点、5.1リバウンドを挙げている。
昨シーズン、ブライアントはヒートでシーズンを迎えたが出番に恵まれず、12月にトレードでペイサーズに加入。ローテーション入りし安定した出場機会を得ると56試合出場で平均6.9得点、3.9リバウンドを記録し、控えセンターとして及第点のプレーでファイナル進出に貢献した。プレーオフでは新天地となったキャバリアーズとのカンファレンスセミファイナルにおいて、4勝1敗で勝ち抜けを決めた第5戦で9得点、3リバウンドと活躍を見せていた。
キャバリアーズの先発を務めるのは、パワーフォワードのエバン・モーブリー、センターのジャレッド・アレンというリーグ屈指のインサイドコンビ。しかし、控えのラリー・ナンスJr.は昨シーズン24試合出場、キャリアを通してシーズン70試合出場以上がないなど耐久力に大きな難点があり、ディーン・ウェイドはアウトサイドでのプレーでこそ生きるタイプだ。それだけにゴール下で身体を張り、エナジー満点のプレーを見せるハードワーカーのブライアントをベテラン最低年俸で獲得できたのは、コスト面を考えても理想的な補強だ。
インサイド陣に故障者が出た場合の穴埋めとして、経験豊富なブライアントが控えていることで、キャバリアーズの選手層は一段と厚みを増した。