日本バスケットボール界の発展にも大きく貢献

サンロッカーズ渋谷は9月11日、ユースチームのアソシエイトコーチである森茂達雄氏が9月9日に逝去したことを発表した。享年67歳。。森茂氏はかねてより病気療養中だった。

森茂氏は日本体育大を卒業後、1980年に巣鴨学園中等部で指導を開始。1987年から2021年までの34年間、保善高を率い、同校を都内有数の強豪校へと導き、大阪エヴェッサの鈴木達也などを育てた。その後は東京都少年国体チームのヘッドコーチ、JBAトップエンデバーのサポートコーチを歴任。2021年からはSR渋谷ユースに加わり、U18創設時の初代ヘッドコーチとしてチームの基盤づくりに尽力するとともに、日本バスケットボール界の発展にも大きな足跡を残した。

松岡亮太ゼネラルマネージャーはクラブを通じて次のようにコメントしている。「森茂コーチは『サンロッカーズ渋谷U18初代ヘッドコーチ』として、わずか6名で始まったチームを基盤づくりからリクルート、若手コーチの育成まで幅広く導いてくださいました。その歩みはクラブのみならず、BリーグU18全体の発展に大きく貢献するものでした」

「体調不良を抱えながらも今年3月までヘッドコーチを務め上げ、勇退後も後進の育成に尽力してくださいました。この約4年半で森茂コーチがクラブにもたらしてくださったものを、私たちが受け継ぎ未来へつなげていくことこそ最大の恩返しだと感じております」