「夢のあるリーグだと思ってもらえたら、すごくうれしい」
6月3日、Bリーグと千葉ジェッツが『選手契約に関する重大発表』と題し、帝国ホテルにて合同で記者会見を行った。そして、千葉ジェッツの富樫勇樹が日本人選手として初めて、基本報酬が1億円を突破したことを発表した。
富樫はこの会見を開くか悩んだそうだが、「子供たちに何か夢を与えられたら」との思いで発表に踏み切った。そして、「高校生や大学生になった時、将来について考える時に給料は全員が考えることです。自分がこうやって発表することで夢のあるリーグだと思ってもらえたらすごくうれしい」と、コメントし、「素直にうれしい」と笑顔を見せた。
1部で登壇した大河正明チェアマンによると、Bリーグの事業規模は右肩上がりに成長を遂げており、選手の年俸も上昇しているという。そして、B1日本人選手の平均基本報酬が1310万円であり、日本代表選手が3010万円であると発表した。
「1310万円はプロ野球選手の3分の1くらいで、Jリーグの半分程度でしょうか。少なくとも、子供たちが夢を持って、バスケットのプロ選手になっても十分に飯を食っていける」と、大河チェアマンはこの金額について言及した。さらに、Bリーグ発足当初から「1億円プレーヤー」を生み出すと公言していただけに、「出るべくして1億円プレーヤーが出た。正直感慨深いものがある」と話した。
B1選手の平均年俸を公表したことで、富樫の1億円がどれだけすごいことかの証明になった。また、大河チェアマンは「なるべく早く2人目、3人目が出ることを願っています」と、今後の発展を願っている。
富樫に続く『1億円プレーヤー』はいつ、だれがなるのか。新シーズンもBリーグから目が離せない。
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