パスカル・シアカム

スティーブ・カーも「ヤング・ドレイモンド」と称賛

攻守に優れるラプターズのパスカル・シアカムは、ウォリアーズのドレイモンド・グリーンと比較されることが多い。5月30日から始まるNBAファイナルでは、そのグリーンとマッチアップする時間帯が増えると見られている。

グリーンについて意見を求められたシアカムは、「彼は非常にアクティブな選手」と語る。「力強くて機動力がある。自分より大きな選手にも負けないし、自分より小柄な選手にも対応できる。特別な存在だよ。ウォリアーズにとって、間違いなく重要な選手。彼らの成功の要因だ」

ウォリアーズ指揮官のスティーブ・カーも、シアカムを「ヤング・ドレイモンド」と形容したばかり。本人も、オールスター選手との比較に悪い気はしていないようだが、「自分は自分」と話した。

「比較されるのは光栄なことだけど、いつも言うように、僕は自分がなりたい選手になりたい。次の世代のドレイモンド・グリーンになりたいわけじゃないんだ。僕は自分のままでいたい」

1年前はセカンドユニットで起用されたシアカムも、3年目の今シーズンは先発に固定されて大きく成長し、1年を通して最も躍進した選手に贈られるMIP賞の最終候補にノミネートされた。

ウォリアーズの核とも言えるグリーンを相手に実力を発揮できるかどうか、ファイナルの注目ポイントになりそうだ。