バスケットボール日本代表

『FISUワールドユニバーシティゲームズ』まであと8日

日本バスケットボール協会は7月8日、『第44回ウィリアム・ジョーンズカップ』が終了し、女子ユニバ日本代表が2年連続の優勝を果たしたことを発表した。

7月2日から6日にかけてチャイニーズ・タイペイにて開催された本大会は、タイ、韓国、チャイニーズ・タイペイ ユニバチーム、フィリピン、チャイニーズ・タイペイ、日本の6チームが参加し総当たり戦を行い順位が争われた。

初戦のタイ戦では、103-49のダブル・スコアで勝利し好発進を切り、韓国、チャイニーズ・タイペイ ユニバチーム、フィリピンに対しては危なげなく勝利し4連勝。チャイニーズ・タイペイとの最終戦は相手ホームの大歓声のプレッシャーに押され、ディフェンスも機能せず79-89で初黒星を喫した。それでも、4勝1敗で大会を終え、2年連続の優勝を果たした。

小笠原真人ヘッドコーチは「どの国もフル代表が参戦し、ものすごくレベルが高く、本当に良い試合ができました。フィリピンとチャイニーズ・タイペイにも190cm台の大きな選手がおり、ユニバーシティゲームスを前に良い経験になりました」と成果と課題を語った。

キャプテンの三浦舞華は「全試合とも前半は競ってしまい、苦しい時間帯が多かったです。自分たちのプレーが何度も何度もうまくいかず本当に苦しかったです」と大会を振り返りつつ、「ディフェンスで粘ってリバウンドからブレイクを出せたことで、徐々にリズムをつかむことができました」と優勝の要因を語った。

大会MVPとベスト5に選ばれた樋口鈴乃は「このチームは、誰が出ても同じように活躍してみんなが点数を取れることが強みであり、今回の受賞はたまたま頂けたと思います。チームとして最後の試合に勝ちきれず、そこに甘さが出たと思うので、ユニバーシティゲームスへ向けて改善したいと思います」と次大会に向けての意気込みを語った。

『FISUワールドユニバーシティゲームズ』は7月16日から27日にかけて、ドイツ・ラインルールにて開催される。2年前は準優勝で終えた大会で悔しさを晴らすことはできるか。女子ユニバ日本代表の2年間の成長の証を見せてほしい。

■第44回ウィリアム・ジョーンズカップ 試合結果
日本 103-49 タイ
日本 75-69 韓国
日本 72-51 チャイニーズ・タイペイ ユニバチーム
日本 94-74 フィリピン
日本 79-89 チャイニーズ・タイペイ

■FISUワールドユニバーシティゲームズ
日程:7月16日(水)〜27日(日)
開催地:ドイツ・ラインルール
予選グループフェーズ
【グループA】インド、フィンランド、アルゼンチン、チェコ
【グループB】チャイニーズ・タイペイ、ドイツ、アメリカ、ポーランド
【グループC】日本、リトアニア、ブラジル、ハンガリー
7月18日(金) 20:00(日本時間 27:00)日本 vs リトアニア
7月19日(土) 14:30(日本時間 21:30) 日本 vs ブラジル
7月20日(日) 12:00(日本時間 19:00) 日本 vs ハンガリー
7月22日(火) 準々決勝・順位決定戦
7月23日(水) 準決勝・順位決定戦
7月25日(金) 決勝・順位決定戦