準優勝のドイツ、3位のスロベニアが初の表彰台に

6月28日から7月6日にかけて、ローザンヌ(スイス)で『FIBA U19ワールドカップ2025』が開催され、世界5大陸から16チームが参加し、次世代のスター候補たちが激戦を繰り広げた。
7戦全勝で優勝したのはアメリカ代表。2年前の大会では準決勝でフランスに敗れ、3位決定戦ではトルコにも敗れて表彰台を逃したアメリカにとっては、雪辱を果たした大会となった。

決勝ではアメリカがドイツに109–76と圧勝。タレント揃いのアメリカは、全試合で高い得点力を発揮し圧倒的な強さを見せつけた。大会を通じて14.3得点、決勝では12得点6リバウンドを記録したAJ・ディバンツァが大会MVPに選ばれている。

ドイツは準優勝に終わったが、ユースの世界大会で表彰台に立つのは初。2023年のワールドカップで優勝したA代表に続き、新しい世代も着実に結果を出しつつある。3位になったのは、3位決定戦でニュージーランドを破ったスロベニアで、こちらもU19の大会で初の表彰台となった。

アジアやアフリカ勢も奮闘したが、欧米勢の壁は厚く上位進出は叶わなかった。日本代表は今大会への出場権を得ていない。