3x3男子日本代表

2試合いずれも試合後半に失速する課題を露呈

中国の長沙市で開催されている『3×3アジアカップ2019』。今日から男子と女子の日本代表が登場した。男子日本代表はヨルダンに15-21で敗れ、トルクメニスタンに21-14で勝利。1勝1敗で決勝トーナメントに進出した。

日本は小林大祐(ライジングゼファー福岡 / UTSUNOMIYA BREX.EXE)、藤高宗一郎(大阪エヴェッサ)、保岡龍斗(秋田ノーザンハピネッツ / SEKAIE.EXE)、杉浦佑成(サンロッカーズ渋谷 / TACHIKAWA DICE.EXE)と、Bリーグを主戦場とする4人で臨むも、初戦のヨルダン戦は後半に失速し、15-21のノックアウト負けを喫した。

得意のポストプレーで藤高が先制ゴールを決め、杉浦も2ポイントシュートを沈め、開始2分半で5-2と先行したまでは良かったが、ディフェンスのコミュニケーションミスからイージーシュートを献上し逆転されてしまう。

小林の2ポイントシュートがことごとくリングに弾かれ、得点が伸び悩んだ日本だったが、杉浦の連続2ポイントシュート、残り3分の場面では保岡がドライブから得点し1点差に迫った。

それでも、攻守の切り替えが早い3人制に慣れていない日本はその激しさに体力を奪われ、ここから失速してしまう。疲れから集中力が途切れて攻守にミスが続いて突き放されると、最後は3度のオフェンスリバウンドを取られ、課題のコミュニケーションミスからイージーレイアップを許し、ノックアウト負けとなった。

3x3男子日本代表

第1戦で不調だった小林が躍動し、ノックアウト勝利

第2戦のトルクメニスタンでは、初戦で絶不調だった小林が爆発する。最初の2ポイントシュートを成功させた小林は、開始2分半で3本の2ポイントシュートを成功させ、7-1と日本のスタートダッシュを成功に導く。その後も攻守ともに相手を圧倒した日本は連携から杉浦がレイアップを沈め、残り5分30秒で16-2と、セーフティリードを確保した。

だが、ここからが問題で、初戦と同じく失速してしまう。ディフェンスの強度を保つことができずイージーシュートの機会を与えた。またオフェンスでも、体力の消耗から2ポイントシュートがショートし始め、リバウンドやルーズボールにも飛び込めなくなる。それでも残り48秒、保岡がフリースローを沈めて、21-14とノックアウト勝利を収めた。

1勝1敗の日本は決勝トーナメントに進出したが、相手はオーストラリアvsモンゴルの勝者。5人制でも強豪のオーストラリアか、フィジカルの強いモンゴルが相手となるかは明日確定するが、いずれにせよ、後半の失速をなくさなければ苦戦は免れない。