
今月、ワークアウトで負傷し開幕を欠場見込み
グリズリーズのザック・イディーが、危険運転で軽犯罪法違反となり起訴されることがわかった。イディーは5月1日、インディアナ州のティペカヌー郡において、時速88kmの制限となっているところを時速162kmで運転し、警察に停止させられていた。インディアナの地元紙『Lafayette Journal & Courier』が入手した容疑事実の宣誓供述書によると、イディーは他の車両を追い越すために速度を上げたと話し、現場で釈放されたという。
23歳のイディーはプロ1年目の今シーズン、レギュラーシーズンで66試合出場、9.2得点、8.3リバウンドと主力の一員として活躍。プロ入り前は224cmの恵まれたサイズを生かしNCAA最強ビッグマンとしてゴール下を支配していた一方、138kgの巨体でNBAの速いペースにどこまでついていけるのか不安視する声もあった。
ドラフト前のワークアウトで一気に評価を高めたものの、前述のような懸念があったイディーは、1巡中位以降の指名と見られていたが、グリズリーズが全体9位で選択。これは昨年のドラフトで一番のサプライズと言われ、開幕当初も過大評価との見方が多かったが、プレーでその評価を覆した。
イディーは今月に入ってワークアウト中に足首を負傷。手術を行った影響で、新シーズンの開幕には間に合わない見込みだ。さらに、シーズン中にも同じ箇所を痛めて11月に12試合の欠場を余儀なくされているという不安材料を抱えているにもかかわらず、一歩間違えば大事故を引き起こす可能性のある過ちを犯してしまったのは残念だ。
グリズリーズといえば、大黒柱ジャ・モラントが銃を持った姿をSNSで配信すといったど数々の問題行動でチームに迷惑をかけたのは記憶に新しい。新たなトラブルメーカーにならないよう、イディーは今後はリハビリに専念してもらいたい。