主導権を渡さず序盤のリードを守りきる

ドバイで開催されている『バスケットボール チャンピオンズリーグ アジア2025』にBリーグ王者として参戦した宇都宮ブレックスは、6月9日に行われたグループフェーズ第2戦で昨年の大会準優勝チームであるシャバブ・アル・アハリ・ドバイ(アラブ首長国連邦)と対戦して105-99で勝利を収めた。この結果、宇都宮のクォーターファイナル進出が決まった。

立ち上がりこそビハインドを背負うも、タイムアウト明けの遠藤祐亮の3ポイントシュートを機にリズムをつかみ、D.J・ニュービルのドライブからのレイアップや村岸航と竹内公輔の日本人ビッグマンによる3ポイントシュートで内外からコンスタントに得点を重ねて優位に立つ。前回準優勝のシャバブ・アル・アハリに1点差まで追い上げられる場面もあったが、宇都宮はニュービルのアタックを皮切りに比江島慎の3ポイントシュート、アイザック・フォトゥの連続得点でシャバブ・アル・アハリを退けた。

宇都宮は攻撃陣が機能して、22得点5リバウンド5アシストのニュービルが攻撃のタクトを振り、的を絞らせない試合運びを展開した。この大会のために短期契約を結んだフィン・ディレイニーも前回に引き続き17得点の活躍でチームに貢献した。この試合は本来のロスターであるギャビン・エドワーズとグラント・ジェレットを欠く中、フォトゥが18得点14リバウンドとインサイドを制圧したことが勝利の要因となった。

次戦は6月11日12:00(日本時間17:00)、タビアット・バスケットボール(イラン)とクォーターファイナルで対戦する。