浜口炎

「B2優勝1部昇格を掴み取れなかった事に責任を感じる」

ライジングゼファー福岡は5月22日、浜口炎ヘッドコーチと双方合意の上で、契約解除となったことを発表した。

東京都出身、現在55歳の浜口は、1994年に愛知学泉大の男子バスケットボール部からコーチングキャリアをスタートさせると、2002年から2年にかけてコーチ留学のため渡米した。2004年に帰国するとトヨタ自動車(現アルバルク東京)のアシスタントコーチに就任。2005-06シーズンから6シーズンに渡り仙台89ERSでヘッドコーチを務めた。その後は、京都ハンナリーズや富山グラウジーズで指揮を執り、チャンピオンシップに出場させるなど手腕を発揮していた。2023-24シーズンからその豊富な経験を買われて福岡にアシスタントコーチとして加入。今シーズンからヘッドコーチに就任し、クラブ史上最多の19連勝達成やB2西地区の優勝に貢献したがプレーオフで敗退し、B1昇格の目標は果たせなかった。

浜口はクラブを通じて「今シーズンの目標だったB2優勝1部昇格を掴み取れず大変申し訳ない」と悔しさを滲ませながらも、試合を重ねていくごとに増えていくファンの姿が深く胸に刻まれているようで、熱く応援を送ってくれたブースターや支援を続けてくれたスポンサーへの感謝の言葉を何度も繰り返した。そして「来シーズンこそ『福岡一丸』となりB1昇格を目指してほしい」とコメントしている。