2年前のユーロバスケットに続いて出場見送り?
6年ぶりのプレーオフ進出を果たしたナゲッツは、カンファレンス・セミファイナルまで勝ち進んだが、トレイルブレイザーズにGAME7の末に敗れた。
チームの中心選手へと成長したニコラ・ヨキッチは、今シーズンも大車輪の活躍だった。特に、ブレイザーズとのシリーズ第3戦は、NBAプレーオフ史上2例目となるクァドラプル・オーバータイムという壮絶な試合に発展し、ヨキッチはNBAプレーオフ史上4位となる65分という出場時間を記録。レギュラーシーズン80試合、プレーオフ14試合に出場するタフなシーズンをこなした。
本人とチームが望む締めくくりにはならなかったものの、平均20.1得点、10.8リバウンド、7.3アシストという成績は立派。マックス契約に相応しい実力を証明してみせた。
こうしてシーズンオフに入るヨキッチだが、今年の8月下旬からは、中国で開催されるワールドカップが控えている。ヨキッチの母国セルビアは、グループDに組み入れられ、アンゴラ、フィリピン、イタリアと1次グループで対戦する。
セルビアにとって、ヨキッチが出場するかは勝敗に大きな影響を及ぼすに違いない。だが本人は、現時点でワールドカップ出場に関して明言を避けている。
ワールドカップ出場について聞かれたヨキッチは「体調次第だ。それにチーム、家族、代理人の意見も参考にする。何が自分にとって良いことなのかを検討したい。試合数も多いしね」と答えた。
ヨキッチは2年前にも、翌シーズンのNBAへの準備を優先してユーロバスケットに出場しなかった。今回のワールドカップの予選にも出場していない。然るべきタイミングでナゲッツと話し合うのだろうが、ワールドカップの主役の一人が見られない可能性はある。