川村卓也の指摘「契約継続しないと言われました」
横浜ビー・コルセアーズは昨日、川村卓也、細谷将司、高島一貴、湊谷安玲久司朱、アーサー・スティーブンソン、ブランドン・コストナーを自由交渉選手リストに載せたことを発表した。
このリリースに「クラブは引き続き契約交渉を進めていく」との一文が入っていたが、当事者である川村卓也はリリースと同じタイミングで自身のTwitterでファンへの挨拶を投稿。その中には「来季は構想外、契約しないという形で話がありました」と明かすとともに、横浜で過ごした3年間を振り返り、ファンと一緒に戦えたことを「心強かったし楽しかった」とつづっていた。
「構想外」と「引き続き契約交渉を進めていく」では内容が大きく異なる。川村は続いて「引き続き継続交渉なんてしてない」との旨をツィート。この3シーズン、エースとしてチームを支えた川村は功労者であり、クラブの姿勢に批判が集まった。
これに対応する形で横浜は岡本尚博代表による謝罪のリリースを発信。「完全な、私の指示、徹底の不行き届きのミスであります。大変申し訳ございませんでした」と謝罪するとともに、「当該選手につきましてはお詫びと事情説明を進めております」と対応していることを発表した。
今シーズンは昇格を争うB2の上位クラブの中にB1ライセンス不交付のクラブが複数あり、横浜は残留プレーオフで敗れた時点でも、B1残留かB2降格かが決まらなかった。その状況で、シーズン最終戦から1週間で来シーズンに向けた編成の方針を固めるのには、確かに無理がある。そういう意味ではB2の混乱が、今回のトラブルの下地になったとも言えるが、該当する選手やブースターへの配慮を欠いたことも否めない。
同時に、この3シーズンに渡りチームを支えた主力選手と決別し、新たなチームで新たな挑戦をする判断であれば、それは尊重されるべきもの。横浜はBリーグになってからの3シーズン、常に残留争いに巻き込まれた。この状況から抜け出して強豪へと生まれ変わるためには、ロスターの変化は避けられない。川村もチームの判断自体については次のようにツィートしている。
「チームが決断したことに対して俺は従うしそれを支持する!チームにもチームのプランがある。そこで共に戦うことが出来なくなっただけで、好きなチーム、好きな仲間がいるチームであることには間違いはないわけよ!」