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来期はシモンズ、エンビード、サリッチのトリオが実現

セブンティシクサーズの『救世主』と呼ばれるベン・シモンズは、NBAデビュー前から破格の評価を受けている選手だ。

1年目のシーズンになるはずだった2016-17シーズンを足の骨折により全休したが、最近の検査結果では問題が発見されず、フルコートでの練習再開に前進したとシクサーズが公式Twitterで公表。シモンズ本人も『UNINTERRUPTED』に投稿された動画内で「練習再開の許可が出た」と、明るい表情で語った。

結局プレーする機会が巡ってこなかった今シーズンについても「僕にとってはNBAを学ぶ良い機会になった」と振り返っている。

4月12日にマディソン・スクエア・ガーデンで行なわれたニックスとのレギュラーシーズン最終戦前には、シモンズがコートで練習する姿もチーム公式Twitterが伝えた。シモンズは、ニックスのジャージーを着た少年ファンと1対1に興じ、簡単にシュートをブロック後、ボールをスタンドに投げ入れ、笑顔を見せた。

シクサーズにとっての来シーズンは好材料が多い。シモンズのデビューだけでなく、今シーズン待望のデビューを飾ったジョエル・エンビードもヒザの手術から完治予定で、今シーズンの新人王候補ダリオ・サリッチもNBA1年目から頭角を現した。シモンズ、エンビード、サリッチがサマーリーグに出場するかは分かっていないが、ようやく新チームの核となる選手が集まった。今夏からあらためて始まる再建プランの行く末に期待したい。