佐々木隆成

パリ五輪にもサポートメンバーとして帯同

『FIBA アジアカップ 2025 予選 Window3』に挑むバスケットボール男子日本代表チームは、2月20日に中国代表、23日にモンゴル代表と対戦する。フレッシュなメンバーが集められた今ウィンドウでの活躍が期待される選手たちの、これまでの経歴やプレースタイルを紹介する。

■佐々木隆成(ささき・りゅうせい/三遠ネオフェニックス所属/PG/180cm77kg)

山口県出身、28歳のポイントガード。地元・山口の豊浦高から天理大、大阪エヴェッサでの特別指定選手時代を経て、2019-20シーズンに熊本ヴォルターズでプロキャリアをスタートさせた。

2022-23シーズンに三遠ネオフェニックスへ移籍すると、大野篤史ヘッドコーチのもとでその才能が開花。2023-24シーズン序盤、大野ヘッドコーチは「ポイントカードの日本人はタレント揃いですが、ぜひ彼も取り上げていただけたら」と記者に要望していたが、試合をコントロールする視野の広さ、スピードを活かしたドライブでチームを牽引し、瞬く間にB1リーグ屈指のポイントガードへと成長を遂げた。

そして2024年オフ、佐々木はディベロップメントキャンプで初の日本代表候補に選出されると、サポートメンバーとしてパリ五輪代表チームにも帯同。迎えた今シーズンはキャプテンに就任してチームの好調を牽引し、平均アシストで現在リーグ2位の6.5本を記録している。

富樫勇樹、河村勇輝は招集されていないものの、変わらず激戦区である日本代表のポイントガード。180cmの上背からダンクを決めるほどの高い身体能力を持ち、攻守にわたるダイナミックなプレーで見る者を楽しませてくれる佐々木が、強敵・中国と対戦する今ウインドウでどのようなアピールを見せるかが楽しみだ。