優勝を狙うのはもちろん『レブロン以後』も見据える?
現地2月1日、レイカーズはマディソン・スクエア・ガーデンでニックスを128-112で撃破。アンソニー・デイビスが欠場するもレブロン・ジェームズが30得点11リバウンド12アシストと驚異的なパフォーマンスを見せ、オースティン・リーブスや八村塁、マックス・クリスティにドリアン・フィニー・スミスと、レブロンの周囲を固める選手も持ち味を存分に発揮しての快勝を収めた。
だが、試合後の話題はその後に『ESPN』のシャムス・チャラニアがスクープした『世紀のトレード』一色となった。マーベリックスはルカ・ドンチッチを放出し、レイカーズからアンソニー・デイビスとマックス・クリスティ、2029年の1巡目指名権を得る。またこのトレードにはジャズも絡む3チーム間トレードとなる。
ドンチッチはNBAキャリア7年目の25歳。すでにスーパースターでありながら、これから全盛期を迎えるにもかかわらず、マブスは放出を選択した。その背景には今シーズンも22試合に出場しただけで年末から欠場が続くケガの多さ、また来シーズン終了後に契約最終年を破棄してフリーエージェントになった時にスーパーマックス契約に値するかに確信が持てなかったと見られている。
一方でレイカーズはレブロンとデイビスのデュオでNBA優勝を勝ち取ったものの、その後は優勝争いを主導する立場にはいられず、レブロンが40歳を迎えたことでチャンスがそう何度もあるわけではなく、思い切ったチーム再編に踏み切った。この日のニックス戦で示した通り、デイビス抜きでも八村、フィニー・スミス、ジャレッド・バンダービルト、ジャクソン・ヘイズの起用でスモールラインナップを併用しつつ、ドンチッチという絶対的なクラッチプレーヤーを迎え入れて勝負に出る。
そして恐らく、これはレイカーズにとって直近の優勝を狙いながら『レブロン後』も見据えた再編成だろう。
今回のトレードをまとめると以下の通りとなる。
レイカーズ:ルカ・ドンチッチ、マキシ・クレーバー、マーキーフ・モリス
マーベリックス:アンソニー・デイビス、マックス・クリスティ、2029年の1巡目指名権
ジャズ:ジェイレン・フッド・シフィーノ、今年の2巡目指名権2つ