写真=Getty Images

今年のプレーオフでは「100%のカリー」が見られる

ウォリアーズ、いやステフィン・カリーが完全に昨シーズンのフォームを取り戻した。

4月2日にオラクル・アリーナで行なわれたウィザーズ戦で、カリーは14本中9本の3ポイントシュート成功を含む42得点の大活躍を見せ、ウォリアーズを139-115の快勝に導いた。これでウォリアーズは連勝を11に伸ばしている。

ケビン・デュラントが負傷離脱してから一時は3連敗を喫するなど不振に苦しんだものの、プレーオフ開幕を約1週間後に控え、カリーは絶好調だ。

ウィザーズ戦では得意のシュート以外にもキレのあるフットワークでウィザーズのビッグマン、マーチン・ゴータットを翻弄してみせた。

第1クォーター序盤、右ウィング付近からペネトレイトしたカリーに対し、ウィザーズはゴータットがスイッチで対応。カリーはゴータットを軽くいなし、ペイント内でパンプフェイクを挟み、ボールを新人パトリック・マカウに預けて左コーナーに移動。カリーとの距離を詰めるゴータットだったが、再びパンプフェイクの餌食に。これを見たカリーはさらに右に移動すると見せかけるフェイントを織り交ぜてから3ポイントシュートを決めた。

@stephencurry30 fakes into the triple for the @warriors!

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11連勝達成後の会見で、ゴータットに対するプレーについて聞かれたカリーは「上手くいくか試してみた」とコメント。「パンプフェイクに対して彼が背中を向けて、彼自身もどこを向けばいいか分からなくなっていた感じだね。パンプフェイクが機能しただけだよ。なんというか、流れの中で『bang, bang』と決まった感じ。もちろんシュートを決められて良かったよ。上手くいくかやってみたんだ」と続けた。

カリーは直近5試合で平均29.6得点、8.4アシスト、3ポイントシュート成功率46.3%という数字を残している。昨年は足首の負傷を抱えたままプレーオフ開幕を迎え、結果的にヒザも痛めるアクシデントに見舞われたが、今年は文字通り万全な状態のカリーがポストシーズンでも見られそうだ。