パスカル・シアカムへの感謝「シュートを決めることとは違うところで僕に責任を持たせてくれた」
現地11月25日、ペイサーズはホームでペリカンズと対戦。タイリース・ハリバートンの34得点13アシストの大活躍によって114-110と競り勝った。この勝利で戦績を8勝10敗としている。
昨シーズンにカンファレンスファイナルまで進出したことを考えると、スタートダッシュに失敗したと言わざるを得ない。その要因の一つと言われているのが、ハリバートンのパフォーマンスだ。今回は大活躍だったものの、ここまで平均16.8得点、8.8アシスト、フィールドゴール成功率は39.2%と、昨シーズンの成績(平均20.1得点、10.9アシスト、フィールドゴール成功率47.7%)を下回っている。
我慢の時が続いているハリバートンだが、結果を受け入れつつ真摯にバスケに取り組んでいる。「バスケットボールの試合に対する喜び、愛と情熱を持ち続けることが僕にとって大事なんだ。何故なら僕は今自分がやっていることを愛している。この組織、チームメートのことが大好きだし、だからこそこの17、8試合は僕にとって大きな意味があるんだ」
そして、今回の活躍については「チームメートの存在が大きかった」と感謝を強調しつつ、中でも自身と共にチームを牽引するパスカル・シアカムについて言及した。「パスカルはこのグループにおけるベテランのリーダーだ。彼は僕のことをよく見てくれていて、シュートを決めることとは違うところで僕に責任を持たせてくれた。彼は僕がシュートを決めるかどうかを気にしていない。僕が自分らしく喜びを持って正しくプレーすることを、望んでくれているんだ」
また、ハリバートンはこれから白星を増やしていくため、自身がよりハードにプレーする必要があると続ける。「僕たちは守備でハードにプレーしていると思うけど、エナジーに関しては波が激しい。そしてチームのエナジーは僕から始まる。もし、僕がエナジーを出すことができて、お互いに責任を持ってプレーできたら僕たちはうまくいくんだ」
昨シーズン途中に加入したシアカムは、順調にチームにフィットし、持ち前のリーダーシップを発揮している。ここからハリバートンが昨シーズンの調子を取り戻していければ、ペイサーズの順位は自然と上がっていくはずだ。