26得点のアイビー、17得点11リバウンド11アシストのカニングハムがチームを牽引
現地11月4日、ピストンズはホームでのレイカーズ戦を115-103で制し、今シーズン3勝目を挙げた。
前半、ピストンズはティム・ハーダウェイJr.、トバイアス・ハリスの13得点を筆頭に、6選手が8得点以上とバランスのとれたオフェンスでレイカーズの守備を攻略。67-54とリードを奪ってハーフタイムを迎える。しかし第3クォーターに入るとオフェンスが一転して停滞し、わずか16得点に抑えられてしまう。
1桁のリードで第4クォーターに突入と嫌な流れになったピストンズだったが、レイカーズの得点を開始2分間で1点に抑える守備で主導権を取り戻す。そしてこの試合26得点を挙げたジェイデン・アイビーを軸にしたオフェンスで、レイカーズの反撃をかわして勝利を収めた。
この試合、アイビーと共にチームを牽引したのはケイド・カニングハムだった。カニングハムは17得点11リバウンド11アシストと、キャリア3度目のトリプル・ダブルを達成した。2020年ドラフト全体1位指名で加入したカニングハムは、負け続けてきた過去3シーズンの経験を生かすことができていると語る。
「過去には今日のような試合で勝ちをつかめないことがたくさんあった。大きくリードしていても、相手が追い上げてくると勝利を手放してしまっていた。こういった経験は間違いなく今の僕たちの助けになっている。今は、追い上げられる展開にも対応できるメンタリティーを持てている」
昨シーズンのピストンズといえば、10月末から泥沼の28連敗を喫し、シーズン3勝目を挙げるまでに32試合もかかった。今シーズンは開幕で4連敗こそ喫したが、そこから持ち直し8試合目で3勝目に到達。J.B.ビッカースタッフ新ヘッドコーチの下、コロナ禍明けから4年連続で勝率30%以下となっている暗黒時代を抜け出す光が見え始めている。