B1

仙台は今シーズン初勝利が遠く

10月20日、B1リーグは11試合が行われた。

昨年度の覇者、広島ドラゴンフライズはアウェーでサンロッカーズ渋谷と対戦。序盤は拮抗するも、残り約2分を10-0のランで締めた広島はその後も主導権を渡さず、第3クォーター終了時点でリードを20点に拡大。しかし、最終クォーターに入るとオフェンスが停滞し、約5分間で0-9のランを浴びてしまう。その後もこのクォーターだけで13得点を許したアンソニー・クレモンズの連続得点などで残り18秒で3点差まで迫られたが、フリースローで逆転を許さず、74-69で逃げ切って今シーズン初勝利を挙げた。

三遠ネオフェニックスはホームでアルバルク東京と対戦。第1戦を59-66で落とした三遠は第1クォーターを22-18とし好調なスタートを切ったが、その後は劣勢を強いられ5点ビハインドで最終クォーターを迎えた。吉井裕鷹がセカンドチャンスポイントに3ポイントシュートを決めて勢いを与えると、残り6分を切った場面では逆転のシュートをねじ込んだ。吉井が最終クォーターだけで13得点を挙げる活躍を見せ、チームを逆転勝利に導き、A東京の開幕からの連勝を5で止めた。

5連敗中の仙台89ERSはアウェーで宇都宮ブレックスと対戦。第1クォーターにいきなり10点のビハインドを背負うも、その後は持ち前の粘り強いディフェンスが機能。第2、第3クォーターの失点をわずか17に抑え、52-43と逆転して最終クォーターを迎えた。開始2分で追いつかれるも残り1分半で4点リードと優位に進めたが、このクォーターだけで18得点を許したD.J・ニュービルを止められず延長に持ち込まれた。40分で試合を決められなかった仙台はオーバータイムでもニュービルに10得点を奪われ、76-87で力尽き、今シーズン初勝利とはならなかった。

10月20日、B1試合結果

仙台89ERS 76-87 宇都宮ブレックス

秋田ノーザンハピネッツ 74-72 佐賀バルーナーズ

滋賀レイクス 72-108 琉球ゴールデンキングス

茨城ロボッツ 77-105 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ

群馬クレインサンダーズ 82-72 長崎ヴェルカ

越谷アルファーズ 75-92 島根スサノオマジック

サンロッカーズ渋谷 69-74 広島ドラゴンフライズ

三遠ネオフェニックス 90-82 アルバルク東京

シーホース三河 95-81 大阪エヴェッサ

ファイティングイーグルス名古屋 70-54 レバンガ北海道

千葉ジェッツ 68-57 京都ハンナリーズ