「自分のことなら話せる。ただ、彼のことになると言葉が出てこないんだ」
レイカーズのメディア・デーが行われ、レブロン、ブロニーのジェームズ親子が同席して取材対応を行った。これまでジェームズは、ブロニーと一緒にコートに立つことが夢だと公言してきた。今年のNBAドラフトでレイカーズがブロニーを2巡目指名したことで、それがいよいよ現実のものとなる。
「ただ、単純にうれしい」とレブロンは、自身の気持ちを表現する。「言葉で表現することはできない。自分のことなら話せる。ただ、彼のことになると言葉が出てこないんだ」
このようにレブロンは感情的になっているが、同時にブロニーのことを1人のNBA選手として尊重している。だからこそ、次のように続ける。「彼のことをとても誇りに思っている。そして、彼は男で、(NBA選手として)もう準備ができている。何か質問があれば、何なりと彼にぶつけてほしい」
一方、ブロニーは、念願のNBA選手として初のメディア・デーに「最高の気分だよ」と興奮を隠さない。「父さんが写真を撮られていて、『何をやっているの?』っていう感じだ。ただ、すべてを受け入れているし、この機会を得られたことをとても感謝している」
いよいよ親子共演が本格始動するジェームズ親子だが、レブロンはブロニーから「Dad(父さん)」とは呼ばれたくないという考えを明かしている。それは「練習施設から出たらDadに戻ることができる」と、レイカーズでは親子ではなくあくまでチームメートとしての関係が最優先されるからだ。
そしてブロニーは、「まだ決めていないけど、おそらく『ブロン』と呼ぶことになる。それが最も自然な感じだ」と、レブロンの呼び方について語っている。
現状、ブロニーは傘下のGリーグチーム、サウスベイ・レイカーズを主戦場とする可能性は少なくない。だが、それでも今シーズン中にNBAデビューを果たし、レブロンと一緒にコートに立つことになるだろう。果たして、そのタイミングがいつになるのか。実際に親子共演が実現するまで、大きな話題であり続けることは間違いない。