北卓也GM「川崎での彼のプレーを見続けたかったという思いは今もあります」
川崎ブレイブサンダースは6月17日、藤井祐眞との契約が満了となり、群馬クレインサンダーズへ移籍することを発表した。
島根県出身、現在32歳の藤井は178cm75kgのポイントガード兼シューティングガード。2014年に東芝ブレイブサンダース神奈川(現川崎)に加入し、2021-22シーズンにはMVPを獲得するなど、10年にわたり主力選手としてチームに貢献し続けてきた。今シーズンは60試合中58試合で先発を務め、平均24.59分のプレータイムで13.3得点、2.5リバウンド、4.3アシストを記録した。
藤井はクラブを通して以下のようにコメントしている。
「この10年間一緒にプレーさせていただいた選手やチームスタッフ、そしてフロントスタッフの皆さんには、いつも支えていただき、助けてくれたことをとても感謝しています。本当に選手として幸せな環境でした。サンダースファミリーの皆さんにも感謝しかありません。今回、たくさん悩み考え移籍する決断をしましたが、川崎ブレイブサンダースはこれからももっと大きくなっていくクラブだと確信しています。 10年間育てていただき、本当にありがとうございました」
また、北卓也GMは藤井に対して以下のようにコメントをしている。
「2014年の加入から長い時間をともに過ごしてきた藤井選手がこの度移籍することになり、言い表すことのできない寂しさを感じています。願わくは、川崎での彼のプレーを見続けたかったという思いは今もあります。本人も相当に思い悩んでいるように見えましたが、彼の飽くなき勝利への欲求に基づく意思決定であり、新たなチームで挑戦をしたいという気持ちを尊重したいと思います。新天地での活躍を心から祈っています」
■川崎2023-24シーズンロスターの契約状況(6月17日15時時点)
【継続】篠山竜青、野﨑零也、鎌田裕也、ロスコ・アレン、長谷川技、飯田遼、益子拓己
【引退】ニック・ファジーカス
【退団】藤井祐眞(群馬)、増田啓介(静岡)、トーマス・ウィンブッシュ、納見悠仁、ジョーダン・ヒース