ドウェイン・エバンス

ミリングHC「後半はスタミナ切れのような印象」

6月11日、ドバイ(アラブ首長国連邦)で開催されている『バスケットボールチャンピオンシップリーグ アジア』(略称BCL Asia)の予選グループリーグ最終戦が行われた。

日本代表として同大会に出場中の広島ドラゴンフライズは、イランのシャーダリ・ゴルガーンと対戦。これまでの2試合と同様に快勝が期待されたが81-94で敗れ、通算成績2勝1敗のグループ2位でセミファイナル進出を決めた。

この大会で3ポイントシュートが好調な広島は、この試合も序盤から山崎稜、ドウェイン・エバンス、上澤俊喜の連続3ポイントシュートで得点を伸ばし、6点リードで第1クォーターを終えた。しかし第2クォーター、元NBAプレーヤーのジョー・ヤングを中心とした、ゴルガーンの内外のバランスの取れたオフェンスを止められなくなり、自分たちのシュートも成功率が上がらず。一進一退の攻防から徐々に点差を離され、そのままタイムアップを迎えた。

試合を終えて、カイル・ミリングヘッドコーチは「後半はスタミナ切れのような印象だった」とコメント。山崎はゴルガーンのディフェンスの強度の高さを称賛し、「シュートの確率が落ちたときに、アウトサイドだけでなくインサイドの攻撃バリエーションを加えることができれば違う展開になっていたと思う」と反省の弁を述べた。

セミファイナルは2日後の14日に行われる(対戦相手、試合開始時間は執筆時点で未定)。ミリングヘッドコーチは「(予選は)3日間で3試合と厳しいスケジュールだったので、2日間しっかり休んで、次のセミファイナルでは力を見せていきたい」と抱負を語った。