引退の朝山は不参加も、新加入選手は参戦可能に

広島ドラゴンフライズは6月3日、ドバイにて6月9日より開催されるFIBA主催の『バスケットボール チャンピオンズリーグ アジア(BCL Asia)』への参戦に際してのクラブ方針を発表した。

まずクラブは『6月』開催という時期について言及し、以下のように発表した。「B.LEAGUEのシーズンにおいて『6月』は例年ではオフや来季準備に該当する期間になります。多くの選手が他クラブとの交渉や移籍準備を進めるだけでなく、しっかりと休みを取ることも求められています。(実際にリーグ規約で2週間休暇を取ることが義務となります。)また、ほとんどの外国籍選手はそもそも契約をクラブと結んでいない時期に該当することもあり、クラブにとっては、急遽参加が決まった本大会は非常に難しい対応になると覚悟をしてB.LEAGUEシーズン終了後に準備を進めてまいりました。リーグとも連携をして、非常にイレギュラーな体制で臨むこととなりました」

また、広島は船生誠也とアイザイア・マーフィーの移籍をすでに発表しているが、こうした来季の編成や体制の発表についても説明した。「シーズンが終わった他クラブからは続々と継続や退団、新規加入の発表が行われておりますが、我々は目の前の試合に集中するためにも、BCLが終わってから発表したいと考えております。しかしながら、BCL参戦の有無は来季契約の有無もある程度関わってくる状況となっております。それぞれの契約内容を鑑み、どうしても必要な発表についてはBCL開催前に行う予定となります」

そして、『BCL Asia』に臨む体制に関して以下のように発表した。「まず、チームスタッフの体制は、今シーズン同様にミリングHC体制で大会に臨むこととなりました。これまで一緒に過ごしてきたスタッフの力を合わせて初の国際試合を戦いたいと思います。選手については、スケジュール調整が難しい選手、コンディションの悪い選手については参加をしない予定となっております。また、今シーズンで引退を発表した#2朝山選手についてはB.LEAGUEシーズンまでで第一線を退くことをシーズン開始より発表していることに加え、すでに出演が決まっているレバンガ北海道の桜井良太選手引退試合(B.LEAGUE)への参加を優先して行うこととなっております。また、本大会には来季の新加入の選手なども参戦できることとなりました。リーグとの調整を経て、特別なケースとなりますが、参戦する選手については近日中に発表をさせていただきます」

クラブは「タフなスケジュールの中で初の国際大会となりますが、怪我をすることなく、出場するからには少しでも高い景色が見られるように努力を続けてまいります。来季に控えているEASLを見据え、海外遠征はクラブにとっても非常に良い経験になると思いますので、チーム・フロントで力を合わせて本大会を戦えればと考えております」とコメントしている。