攻守で存在感を発揮し、2試合連続となるダブル・ダブルも達成

前日のバックス戦でダブルオーバータイムの死闘を制したレイカーズがアウェーでグリズリーズと対戦。八村塁が序盤から驚異的なパフォーマンスを披露した。

八村は得意のミドルシュートで初得点を挙げると、速攻の場面でファウルを誘発しフリースローで加点と効率の良いプレーでオフェンスを牽引。第2クォーターにはレブロン・ジェームズのポストプレーに合わせて、抜群のタイミングでペイントに飛び込み豪快なダンクを叩き込んだ。その後、2本連続でコーナースリーを沈めるなど、前半だけでゲームハイとなる16得点を挙げ、チームも69-61とリードして試合を折り返した。

後半に入っても八村の勢いは止まらない。トランジションスリーでチームの先制点を挙げると、さらに直後にもコーナースリーを射抜いた。レイカーズはディアンジェロ・ラッセル、トーリアン・プリンスも3ポイントシュートで続き、開始約5分で20-9と走りった。その後、最大26点差にまでリードを広げたが、セカンドユニットが機能せず、0-10のランを受けるなど一気に失速し、102-92で最終クォーターを迎えた。

ジェイク・ラレイビアに3ポイントシュートを許し、1桁差に詰められたレイカーズだったが、この悪い流れを八村が変える。八村は直後に3ポイントシュートをお返しすると、ラレイビアのゴール下を豪快にブロック。失点を防ぎ、プリンスの3ポイントシュートに繋げるビッグプレーとなった。残り9分にはオースティン・リーブスのアシストから、キャリアハイとなる7本目の3ポイントを射抜き、ジャレン・ジャクソンJr.のシュートをブロックするなど、攻守で躍動。八村の活躍でセーフティリードを保ったレイカーズが136-124で逃げ切った。

八村は8本中7本の3ポイントシュート(キャリアハイ)を含む、フィールドゴール14本中11本成功でゲームハイの32得点を記録。さらに10リバウンドを挙げ、2試合連続でダブル・ダブルを達成した。なお、欠場が続いている渡邊雄太はこの日もロスター外となり、日本人対決は実現しなかった。