36歳も衰えを感じさせない安定のゲームメーク&高確率なアウトサイドシュート
ティンバーウルブズが、司令塔のマイク・コンリーと2年総額2,100万ドル(約31億6,000万円)での契約延長に合意したと複数のメディアが報じている。コンリーは、今シーズンが現行の契約最終年だった。
36歳のコンリーは、今シーズンここまで50試合出場で平均28.9分出場、平均10.6得点、3ポイントシュート成功率44.2%、6.4アシスト、2.9リバウンドを記録。ターンオーバーが少なく、確率良くシュートを沈めるベテランらしい安定したパフォーマンスで、西カンファレンス首位に大きく貢献している。
2007年のNBA入りから長らくグリズリーズの中心選手として活躍したコンリーは、2019-20シーズン開幕前にトレードでジャズに移籍。そして昨年2月にラッセル・ウェストブルック、ディアンジェロ・ラッセルらが絡んだ複数チームの大型トレードでウルブズに加入していた。
昨シーズン、ウルブズでのコンリーは24試合出場で平均14.0得点、3ポイントシュート成功率42.0%、5.0アシスト、3.1リバウンドと今シーズンと遜色ない数字だ。しかし、シーズン途中での加入も影響したか、周囲との連携がうまくいかず司令塔としてチームをまとめきれていなかった。それが今シーズンは、オフにじっくりとチーム練習を積んだ効果も現れ、巧みなパスさばきとゲームコントロールで、周りを生かしている。
36歳の選手に対して2年契約は思い切ったともいえるが、年俸は1年換算でいうと1050万ドル(約15億8,000万円)。今シーズンの年俸が2,436万ドル(約36億6,000万円)で、ここまでのパフォーマンスをみるとお買い得感もある。これでウルブズは、アンソニー・エドワーズ、カール・アンソニー・タウンズ、ルディ・ゴベア、ジェイデン・マクダニエルズにコンリーと中心メンバーを来シーズンも契約下に置くことに成功している。