オラディポの穴を埋め、プレーオフ進出の切り札に
クリスタプス・ポルジンギスを含む大型トレードでマーベリックスからニックスに移籍後、トレードデッドラインの2月7日に解雇されたウェスリー・マシューズが、ペイサーズと契約したことが発表された。
2009年のドラフトにエントリーしながらも指名されず、当時は評価が低かったものの、堅実なディフェンス、3ポイントシュートを武器にNBAで10年目のシーズンを送っているベテランは、ウェーバー期間を経てフリーエージェントになった後、複数のチームからオファーを受けた。その中からペイサーズを選択した最大の理由は、先発が確約されたことだった。
契約後にチームの練習に参加したマシューズは「選択肢は結構あった。でも、ペイサーズとの契約が自分にとってベストと感じた。先発することは大きい。自分はその位置でプレーする選手だと思っているし、球団も同じように考えてくれた」とコメント。
また、トレイルブレイザーズ時代に指導を受けた指揮官のネイト・マクミランとの関係も、契約に一役買ったようで、「コーチは自分をオフェンスで生かす方法を理解してくれている」と信頼を語っている。
マシューズは、選手としてのタイプこそ異なるが、右足大腿四頭筋腱断裂により今シーズン残り試合を欠場するエースのビクター・オラディポの代役を務める。オラディポの離脱で4シーズン連続おなるプレーオフ進出に黄色信号が点灯したペイサーズにとっては、心強い助っ人だ。
「チームスタイルも魅力的で、自分にフィットしていると思う」とも語ったマシューズは、新天地での意気込みをこう続けた。
「ペイサーズはいつも過小評価されている。このチームには優れた選手が揃っていて、全員がどの試合でもハードにプレーするし、ディフェンスでも手を抜かない。オフェンスではボールがよく動いていて、相手とのミスマッチも作れている。そういうプレーがチームに勝利をもたらすし、継続してやれる。それに、早くから自分に連絡をくれた。すごくありがたかったね。選手としては、求められていると感じたいものだよ」
マシューズ加入でペイサーズのケミストリーにどういう変化が見られるのか、後半戦が楽しみだ。
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— Indiana Pacers (@Pacers) 2019年2月10日