ワールドカップ出場を目指す日本代表が始動、竹内譲次「自分たちらしいバスケを」

2019/02/06
日本代表
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竹内譲次

文・写真=鈴木栄一

渡邊と八村不在も「今いる選手で勝利を勝ち取る」

ワールドカップ出場の行方が決まる2月21日と24日のアジア2次予選Window6に向け、男子日本代表が始動した。その中でベテランリーダーの竹内譲次は「Windows5が終わってから最初の練習でしたが、みんなスムーズに練習に入れました。代表のシステムにもすっかり慣れているように見えていますし、バスケットボール的には良い準備ができています」と、順調なスタートをきったと言う。

Window5に続き今回のWindow6もアメリカでシーズン中である八村塁、渡邊雄太の2人は招集できない。ただ、それは想定されていたことで、指揮官のフリオ・ラマスも「八村、渡邊は招集できないので、前回のWindow5と似たような戦い方となる。いない選手のことをいくら話してもいないことに変わりはないので、今いる選手で勝利を勝ち取る」と語るのみ。

振り返れば、アジア予選は悪夢の4連敗スタートから現在は怒涛の6連勝中と、真逆の状況。指揮官は、現在の代表について「前回よりも自信はついています。それが、チームのプレーにもうまく表現されている。もしくは、プレーの質が上がることが自信に繋っているのかもしれない」と手応えを語る。

また、4連敗の時と6連勝の今の違いについてこう言及する。「最初の4試合のシュート成功率は39%でしたが、そのあとは55%まで改善できている。リバウンドもすごく改善されて最初の4試合では相手を14本下回っていましたが、それ以降の6試合では我々がリバウンドで勝っていて、そこが連勝に繋がっている」

竹内譲次

「出遅れはアウェーでは命取りとなる」

日本代表は間違いなく上り調子の中にあるが、当然のように特に中東という『完全アウェー』の地に乗り込んでイラン、カタールと戦うのは簡単ではない。特にグループ2位につけるイランは、「今回、ハダディが代表復帰という話を聞いています」とラマスも触れたように、2次予選では9月のフィリピン戦にわずか1分プレーした以外は代表から離れていたインサイドの要、218cmのハメド・ハダディが復帰すると見られている。

日本は9月17日の対戦でイランに70-56で勝利しているが、この時は日本開催と地の利があり、八村と渡邊もいて、相手にはハダディがいなかった。2月21日の対戦について竹内が「イランは若い選手も素晴らしいですが、今回は日本に来なかったベテランの核となる選手もおそらく出場します。勝ったことに慢心せず、新しいチームと思って戦わないといけない」と語るように、前回の試合で勝ったから、という考えは完全に払拭しないといけない。

また、それはWindow5にて85-47で圧勝したカタール戦も同じ。「前回のカタール戦は前半に苦しめられました(日本の31-32)。出遅れはアウェーでは命取りとなる。前半から自分たちらしいバスケットボールをすることでアウェーの苦しい戦いを勝てる。そこが重要となってきます」と竹内は続ける。

ニック・ファジーカスというアジアトップレベルのビッグマンはいるが、八村、渡邊とアドバンテージを生み出す2人はいない。だからこそラマスは「全員がいつもよりもう少し上げて貢献できるか、それが一番の鍵となります。見える、見えないところでも油断せずにプレーしてもらえれば結果を残せる」と改めて総力戦での戦いになると強調する。

そのためにも21日のイラン戦までに、いかにチーム一丸となって戦う姿勢を高めていけるのか。そこにあらためてフォーカスすべき合宿となりそうだ。