モズリーHCも賞賛する献身的なプレー「彼が疲れ果てるまでプレーをした」
マジックは現地19日、ペイサーズと対戦。前半で78-44と大量リードを奪うと、そのまま楽々と逃げ切り128-116で勝利した。昨シーズンの34勝48敗など、過去4シーズン連続で黒星先行中のマジックだが、ここまで8勝5敗と順調なスタートを切っている。
17分35秒出場で18得点3リバウンドを記録したマジックのジェイレン・サッグスは次のように序盤で主導権を握ることの大切さを語った。「ボクシングの試合のようなもので、最初から相手に攻撃をくらわせるだけだよ。彼らは打たれること、フィジカルにプレーすること、タフなディフェンスと対峙することを嫌がっていた」
マジックのジャマール・モズリーヘッドコーチは、「今夜の選手たちのプレーを本当にうれしく思う。みんなが試合の最初からチャレンジしてくれた」と振り返る。そして、リーグ屈指の若手ポイントガードであるペイサーズのタイリース・ハリバートン封じの立役者となったサッグスを絶賛した。
「彼はタイリース相手にフィジカルにプレーし、ゲームプラン通りの素晴らしい仕事をしてくれたと思う。1つ印象的だったのは、彼が疲れ果てるまでプレーをしたことだ」
この指揮官のコメントに対し、サッグスは「僕にとってハードにプレーすることはスタンダードだ」と語り、次のような意識でコートに立っていると続ける。
「このことは、各選手が持っている特徴とかではない。必要最低限の資質だと思う。僕はこれまでずっとこのスタイルを継続している。自分らしくいることが、ここまで来られた理由だと思う。そしてチームメートたちと一緒にプレーするのを楽しんでいる。彼らのためなら何でもするよ。コートにダイブするし、激しい当たりを受けるし、ペイントの中でもプレーする。みんなのためにプレーして試合に勝てれば、それでいいんだ」
NBA3年目のサッグスは、ここまで平均12.4得点、4.0リバウンド、2.8リバウンドと突出したスタッツを残しているわけではない。しかし、文字通り身を粉にして泥臭い仕事を続ける彼の貢献は、数字に出ない大きなプラス効果をもたらしている。