文=バスケット・カウント編集部

川崎ブレイブサンダース
中地区1位 25勝4敗(直近6試合の成績:○○○●○○)

サンロッカーズ渋谷
中地区3位 14勝13敗(直近6試合の成績:〇●●●〇〇)

川崎の独走を止める大チャンス、サクレのデビュー戦に期待

SR渋谷はリーグ戦ここまで川崎に3戦全敗。「オールジャパン」準々決勝でも大敗を喫している。リーグ最高勝率を誇る川崎に一発勝負では歯が立たなかったが、リーグ戦で負け続けるわけにはいかない。『日韓戦』に参戦し、ニック・ファジーカスはオールスターゲームにも出場、辻直人が腰を痛めているなど、万全ではない今がチャンスと見るべきだろう。先日、契約が決まったばかりのロバート・サクレも出場の見込み。加入したばかりでチームメートとの連携構築はこれからだろうが、昨シーズンまでレイカーズでプレーしていた『バリバリのNBAプレーヤー』だけに、デビュー戦から及第点以上が求められる。川崎の強力インサイドを相手に213cm118kgのサクレがどのようなパフォーマンスを見せるかに注目したい。

1月18日(水)19時00分試合開始@横須賀アリーナ


新潟アルビレックスBB
中地区4位 15勝14敗(直近6試合の成績:○○○●●●)

横浜ビー・コルセアーズ
中地区5位 11勝18敗(直近6試合の成績:●○●●○○)

新潟の『ツインタワー』を波に乗せないための対策は

新潟にとっては開幕から3戦全勝と相性が良い相手。この好成績の原動力となっているのは、新潟が誇る『ツインタワー』であるクリント・チャップマンとダバンテ・ガードナー。この2人が気分良く攻守にフル回転することが、新潟の勝ちパターンだ。横浜としてはこの『ツインタワー』対策が必要だが、ジェイソン・ウォッシュバーンだけで止められるものではない。ある程度は得点されても仕方ないとして、波に乗せないことが求められる。その横浜は年末から年明けにかけてチームとしての完成度が上がりつつある。川村卓也の得点力に依存する部分が大きいので、その川村をいかにフリーにするか。京都に連勝したイメージをこの試合にも持ち込みたいところだ。

1月18日(水)19時00分試合開始@シティホールプラザアオーレ長岡


三遠ネオフェニックス
中地区2位 16勝13敗(直近6試合の成績:●●○○○○)

富山グラウジーズ
中地区6位 5勝24敗(直近6試合の成績:●●●●○○)

チルドレス加入で皮肉にも低迷した三遠、ようやく向上の兆し

元NBAプレーヤーのジョシュ・チルドレスが加入してから皮肉にも調子を落とし、順位も落としていた三遠だが、昨年末の4連勝で中地区2位へと再浮上した。堅守速攻は言葉では簡単だが、個々のスキルもチームとしての成熟度も求められる。ここにチルドレスを加えたのは、チームプレーを一から作り直したとしても、個の力が大きく上積みされることで、チームとして完成すれば以前よりはるかに上のレベルに行けると考えたからに他ならない。オールジャパンでは全く嚙み合わず仙台に予想外の大敗を喫した。チームを再編成したとは言え、そろそろシーズン序盤の鮮やかな堅守速攻を取り戻したいところ。まずは富山戦、デクスター・ピットマンの加入後はインサイドの弱点を克服しているだけに、最下位のチームとはいえ油断は禁物だ。

1月18日(水)19時00分試合開始@豊橋市総合体育館