選手の入れ替えはあったがスタイルは継続

B2で勝率8割以上と最強チームを誇り、B1昇格後もロスターを大きく変えずに挑んだ昨シーズン。開幕から無傷の5連勝でリーグを騒がせたが、その後9連敗を2度喫するなど苦しい時期もあり、22勝38敗でシーズンを終えた。B1で戦績を伸ばすため、このオフにクラブはテコ入れを図ってきた。まず、17シーズンに渡りチームを引っ張ってきた『Mr.ファイティングイーグルス』宮崎恭行が現役引退を表明(その後、B3ヴィアティン三重のアドバイザリーコーチ兼選手として現役復帰)。昨シーズンまでの主力だった石川海斗と野﨑零也も退団となった。空いた枠には昨シーズンに新潟アルビレックスBBでブレイクしたシューターの杉本天昇、秋田ノーザンハピネッツから実績十分な川嶋勇人、日本人離れしたフィジカルが持ち味の佐土原遼が広島ドラゴンフライズから移籍するなど即戦力を獲得。さらに昨シーズンに特別指定選手としてチームに参加していたルーキーの満尾竜次や、攻守に渡りサイズが生かせるウイングの鍵冨太雅が茨城ロボッツから移籍し、若手選手にも期待ができる。外国籍選手も2名入れ替えとなったが、ここ数シーズン続けている外国籍ウイング2人体制は継続で、選手こそ変われどFEスタイルは継承されていく。

昨シーズン、ディフェンスはリーグ中位ながらもオフェンシブレーティングがワースト2位と苦しんだ。特にフィールドゴール成功率はリーグ最下位となっており、今シーズンの修正が急務。3ポイントシュートを確率高く成功させられる選手もいるため、いかにチームでクリエイトできるかがポイントとなる。リズム良くオフェンスを展開するためにも、ディフェンスにより一層の磨きをかけていきたい。

所属選手一覧

『FP(ファンタジーポイント)最多日本人選手』

※FP(ファンタジーポイント)は、選手の活躍度合を計る指標となるポイント。各選手が実際の試合で記録した成績に応じて算出される。

川嶋勇人
昨シーズンは秋田で平均4.7得点、2.6アシスト、1.2スティールを記録。2020-21シーズンにはスティール王を受賞するなど高いディフェンス能力も持ち味だが、オフェンスにおいてもプレーメーカーとして重要な役割を担える。秋田では出場時間が不安定な時期もあったが、チー ムスタイルにフィットするFE名古屋では主力となるはずだ。

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【注目選手】

佐土原遼
決してサイズがあるわけではないが、フィジカルと器用なプレーでチームに貢献できるユーティリティープレーヤー。昨シーズン中盤までは先発起用もあったものの、終盤には試合に出れないことも多く不完全燃焼のルーキーシーズンとなった。新天地でのブレイクが期待される人気選手の一人である。

エヴァンス・ルーク
ホーバスJAPAN立ち上げ期から、日本代表を支えた帰化選手として知名度を上げた。インサイドのハードワークも厭わず、攻守に渡って献身的なプレーを見せる仕事人。さらにプレーエリアも広く3ポイントシュートやパスも得意とする。今シーズンも変わらずチームの重要プレーヤーの1人だ。