ジョルディ・フェルナンデスHC「チームは正しい道を歩んでいると思う」

カナダ代表はドイツで行われたDBBスーパーカップ決勝で地元のドイツ代表と対戦し、オーバータイムにもつれる激闘を113-112で制した。今大会はワールドカップ2023に向けた調整の意味合いも大きかったが、カナダはこの大会前に行われたドイツとの強化試合に81-86で敗れていただけに、連敗は避けたいところだった。

この試合、カナダはRJ・バレットがフィールドゴール14本中13本成功の31得点、シェイ・ギルジャス・アレクサンダーが25得点8リバウンド6アシスト、ケリー・オリニクが21得点4リバウンドとチームを牽引している。

カナダバスケットボール協会の公式サイトで、バレットは自身の大暴れはチームのおかげであると強調する。「気分は良いね。シェイ、ケリーなどみんなが僕のプレーを簡単にさせてくれた。ただ、とても楽しかったよ」

そして勝ち負けが最優先事項の試合ではないとはいえ、「ドイツ相手の最初の試合では負けた。彼らは長期に渡ってとても良いチームだ。その相手に(アウェーの)厳しい環境で勝てたのは僕たちにとって大きい」と雪辱を果たせたことへの手応えを語る。

カナダのジョルディ・フェルナンデスヘッドコーチは、「チームの状況は良いし、選手たちのプレーや練習への姿勢に満足している」とチーム作りにに手応えを得るとともに、さらなる成長が必要と続けた。

「彼らは毎日、1%ずつよくなっている。繋がりが増し、私たちみんなが望むチームを築けているところだ。ただ、満足することはできない。勝ったことにハッピーになるべきだが、満足してはいけない。トレーニングを続け、これからも成長が見られることは重要だ。チームは正しい道を歩んでいると思う。次の試合ではもっと良くなっていくよ」

アメリカに次ぐタレント力を誇り上位進出が期待されるカナダは、ここまで順調にケミストリーを高めてきている模様。また、日本にとってはグループリーグで対戦するドイツが難敵カナダ相手に、2試合続けて接戦を繰り広げている点も見逃せない。